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清潔さ、愛で。



貴女の事を愛しているから、貴女には清潔なままで居続けてほしいんだ

架空乃人



清潔のマイルールについて述べていきたいのだけれども、その前に僕の趣味を聞いてください。

僕の趣味は、読書、映画鑑賞、noteでの執筆です。全部家の中で、できちゃうことばかり。そう、家が最高なのです。

この感覚がコロナ禍で増しました。

コロナ禍において、多くの人がそうであった様に、仕事場が休業となり、自宅待機をしていた期間がありました。

この期間、外で遊びたいタイプの人にとっては苦痛だったのだろうけれども、僕にとっては楽園でしかありませんでした。

家に引きこもる事が正義とされ、罪悪感も無く趣味の読書などを堪能できたからです。

なんど心の中で叫んだかわかりません。

「我が家が1番!最高すぎる」

そう、たまに心を押し破って声にまで出してしまう程に、家で過ごす時間の尊さを実感していました。

こうなってくると、家への愛着が爆増します。

そしてここでこの記事の結論を先に論じておきましょう。

僕の清潔のマイルールは、清潔にしたい対象を愛することです。

例えば車好きな人が毎週末洗車する。例えば服好きな人が一度着た服を必ずクリーニングに出す。

こういう行動って手間がかかります。その手間を惜しんででも動けるのは、その対象物が好きだからです。

車が好きだから、清潔さを維持していたい、という気持ちになるのです。

ですので、清潔さを保ちたければ、その対象物を好きになればいいのです。

そして僕がコロナ禍で好き度が最も上昇したのが、

我が家

なのです。

そんな我が家は春に桜が咲くのと同じくらい当然の様に清潔さが保たれています。

だって

『貴女(我が家)の事を愛しているから、貴女(我が家)には清潔なままで居続けてほしいんだ』

ですからね。

ここまでで記事を締めるのが綺麗な終わり方なのでしょうけど、今日の僕はくどいので、もう少しお付き合い下さいませ。

先程までの話で、僕の清潔のマイルールはその対象物を好きになることだ、と述べてきました。

じゃあ僕の妻の清潔のマイルールは?友達のマイルールは?上司のマイルールは?きっとそれぞれ違います。だって一緒に住んでいる妻とだって清潔のマイルールが異なっているのですから。

バスタオルやパジャマは毎日洗う派の妻と、三日に一回で良いんじゃないかと心の中では思っている僕。

浴室の排水溝の髪の毛は三日に一回掃除すれば良いと思っている妻と、毎回一本の髪の毛も残したくなくて必死に掃除する僕。

清潔さを保ちたい、という想いは共通していても重点したいポイントが異なっています。

じゃあこのズレをどうやって解決するかと言うと話し合いと妥協です。

まずは話し合ってお互いのズレを認識します。そして相手の考えに合わせられそうならその考えに寄り添います。

僕たちの例をあげると、僕はバスタオルは三日に一度洗うので良いと思っていますが、妻が毎日洗いたいと言っているので、その点に関しては妻の考えに寄り添います。

二人ならこんな感じで解決できます。

じゃあ三人になったら?三百人になったら?三百万人になったら?

いちいち各々が話し合っていたらキリがありませんし、多数決で決めるのも危ういです。少数派の意見の中に真に価値のある考えがあるかもしれないからです。

理想は少数派の意見もしっかり聴いて、討論して、全員納得した上でルールを決定したいです。

でも今回のコロナ禍のように、刻一刻と状況が変わる中で痛感したのはスピード感も大切だということです。

話し合えば意見は擦り合わせられるけれど時間がかかる、話し合いを省略すればスピード感は出るが多くの人を置いてけぼりにしてしまう。

とても難しい問題です。

じゃあ僕にできる事、僕たちにできる事って何かあるだろうか、と考えてみました。

考えた結果、相手を想いやる気持ちを育もう、となりました。

相手を想いやる事ができるならば、例えば自分の清潔のマイルールを少し妥協しても、相手のルールに合わせてあげることができます。

また、自分の清潔のマイルールの話を一つも聴いてくれないで、他の人の清潔のマイルールが国のルールになったとしましょう。

そんな時も、相手を想いやる事ができるなら、ああ、今回のケースはスピード感を持ってルールを決定しなければいけないから、ごく一部の人の清潔のルールから抜粋して決めたんだな、まあ理想とは違うけれど、とりあえずルールに従ってみよう。って考えることができます。

この記事を書いている間にも清潔の国ルールは変化しています。マスクをいつから外そうか?コロナに罹った人の扱いをどう緩和していこうか?

そこで決められた清潔の国ルールは僕の清潔のルールと異なっていることもあるでしょう。

だけれどもそんな時こそ想いやりをもって。

とりあえず一度は試してみる。

だって誰だって大切に想う存在の為に動いているんだから。


終わり






ここまで読んでいただきありがとうございます。