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【雑談日記】12月18日〜12月24日 あこがれのクリスマスは


2023年12月18日(月)  のんびりいこう

年末が近づくにつれ「年末のお忙しいなか」「バタバタしますが」などという枕詞のついたメールが飛び交い、さほど忙しくないわたしまで尻がもぞもぞとする。忙しくないことが申し訳なく感じ「いや、まてよ?」と思い直した。

2023年12月19日(火) 肉まん息子

息子にとって少々がんばりのいる所用を終え、コンビニに立ち寄り「なにか特別なおいしいもの買おうか?」と持ちかけると、真っ先に肉まんを選んだ。いつもはぜったいに選ばない「特選」と名のついた、ゴロゴロと肉が入った大きめのやつ。高級肉まんよりもむちむちとしたほっぺをして、夢中でかぶりつく息子がかわいくてかわいくてしかたない。部活帰り、汗と泥に塗れた顔で肉まんにかぶりつく年頃になっても、やはり同じような気持ちになるのだろうか。

2023年12月20日(水) 検査の日

乳がんと子宮頸がんの検診を受けた。こんなことは書いても書かなくてもいい気がするけれど、この一文で「おっ、わたしも行かねば」と思うひとがいるかもしれないので、いつも周囲にアピールを忘れないでいる。

2022年12月21日(木) スピン

表参道は街中がキラキラとクリスマス仕様で、何年経っても「おお、東京だ」と思う。山陽堂書店で文芸誌「スピン」を買う。

2023年12月22日(金) 年末ラリー

メールを送ると、ビュンと返事がやってくる。また返事をし、すぐまたビュンと戻ってくる。みな、じぶんのところに球を残して年を越したくないのだ。わたしも負けじと打ち返す。

2023年12月23日(土) 一句詠みました

この時期になぜ壊れるのプリンター 年賀状はつくらないけど

2023年12月24日(日) あこがれのクリスマスは、いま

家族のリクエストを集結させた結果、ローストビーフとシーフードグラタン、フライドチキンという濃厚メニューになってしまった。わが家の味を目指して焼き続けていた丸鶏は、いつしか娘からの「違うお肉が食べたい」という希望によりお休みとなっている。今年は、ついにケーキも「買ったのがい」と言われ、市販のものに。「丸鶏と手づくりケーキ」という絵に描いたようなクリスマスは、結局は親の幻想なのだ。
なにをつくるか、どんな食卓にするかばかりに執心していた時期を経て、いまは、どこで、誰と食べるかのほうが大切に思えるようになってきた。もちろん、いろいろやってみたからこそ、たどり着いた場所。

写真:気に入りの喫茶店のトーストサンド。勇み足で行った日に定休日だったので、翌週もっともっと張り切った足取りで行った。

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