【春からはじまる冬眠日記 8】40歳、ピアノを習う

2020年5月2日

夏のような陽気。
いつもより少しのんびりめにスタートした朝、もうすっかり日は高く、日課の散歩は暑そうだからとラジオ体操のみにする。いろんなバージョンがあるけれど、うちの定番はガチャピン＆ムックのラジオ体操（YouTubeにあります）。からりとした風が気持ちよくて、午前中のほとんどを、ベランダで過ごした。

娘がピアノを教えてくれるというので、鍵盤を触る。小さい子の世話をし面倒をみる、なにかを説明するというのに長けた娘は教えるのがとてもうまい。ドレミも読めず、指もろくに動かない、とんだ落ちこぼれ生徒のわたしに対し、娘は小さな先生さながらに根気よく丁寧に教えてくれた。そうしてわたしは今日、生まれてはじめて両手で短い曲が弾けた。

夜は、娘の同級生家族とオンラインで飲み会。今日はどの家庭もそれぞれ、テイクアウトのごはんを楽しんでいて、頼んだものやオススメのお店を共有しあう。うちは孤独のグルメで五郎さんが行っていたタイ料理。パパイヤサラダは辛過ぎたけど、マッサマンカレーはマイボトルに入れて持ち歩きたいくらい気に入った。お酒の好きな夫が飲んでいたのは、ココファームワイナリーのワイン（農民ドライ）。以前、ここのワイナリーの背景を友人に教えてもらい、ずっと飲んでみたかったもの。わたしも少しだけお相伴にあずかる。爽やかで、今朝の風みたいな味がした。