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【春からはじまる冬眠日記 1】献立日記をつける

家族4人でみっちり向き合いながら過ごすようになって、もうすぐ2週間になる。こんな状況でも、2人の子どもたちには楽しんでほしいし、希望を感じてもらいたい。なによりわたし自身、ご機嫌に暮らしたい。その日その日に工夫を凝らしながら、毎日をスペシャルにしたいと竹内まりやよろしく奮闘しているわけだけど、それでも日常は平凡で、今日が昨日の焼き直しのような日々になっている。

春のはじまりと同時に冬眠するような日々でも、眠っているわけにはいかない。そんなわけで日記をたまに書いてみることにした。これなら子どもがそばにいても、パソコンを開かずに15分もあれば打てるかな、という試み。わたしのことだから、すでに続かない気もするけれど、まぁそれはそれで日常にやることがたくさんあった結果だろうと、ここはひとつポジティブに。タイトルが思いつかず、書いたり消したりしている。

2020年4月16日(水)

献立日記をつけている。今のところ6日目でわたしにしては続いているほう。

ネットで見つけたフリー素材のファミリーカレンダーに手を加え(エクセルデータだった)、縦軸を4つにわけたものに、朝昼晩それぞれのメニューと、「朝の散歩」「●●へ買い出し」とか、その日の出かけた先を一言記入している。
1日3食を家族で共にできるのは楽しい反面、ごはんのことばかり考えて暮らすことでもあるのだと気づいた。買い物の機会はなるべく減らして週に1度、基本は生活クラブの宅配で過ごしているので、計画的に食材を消費する目的も兼ねている。目的地の見えない船旅のような毎日の中で、カレンダーは自分たちの居場所を教えてくれる地図か、それとも明日へ導いてくれるコンパスか。朝のコーヒーを飲みながら、冷蔵庫や食材ストックを確認し、夫と相談する。夫が料理をする人でよかった。

今日は、「料理をしたい!」という娘の気持ちを消化すべく、キッチンにメインで立ってもらうことにした。スナップエンドウとベーコンと舞茸のピラフ、半人前ほど余っていたフジッリのミートソースに炒めた玉ねぎを足してホワイトソースをかけて焼いたもの、かぶと美生柑のサラダ。あとは冷凍ストックにあった赤エイの唐揚げ(生活クラブ)。こってり感満載だけど、まぁいいか。

スナップエンドウの筋取りも、包丁使いもだいぶん上手になってきたな、と思いながら見守る。炒める時に米がたくさん飛び散っていて、小言を言いたい気持ちをぐっとこらえながら出来上がったピラフは、びっくりするほどおいしかった。

ピラフのレシピは、以前『北欧、暮らしの道具店』で取材した寿木けいさんの作り方。どのレシピも、手軽でおいしいく、アレンジもしやすいから、レパートリーが少ない私にとって財産となった。

夜はひどい睡魔とだるさで、夫に全部任せて19時ごろ布団に入る。月に1〜2日、こういう日がたいていある。PMSかなぁ。


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