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限界集落にダイブしております、が。

東京や名古屋、地元からも、いろんなところから友人が「古民家遊びに行くわ〜」とふらっと来てくれるようになった、玉川限界集落移住プロジェクト。実はいまは「一年間のお試し期間」なのです。何をみているかというと、これから物件を買って、リノベーションして、そこを拠点にまちを元気にできる!というビジョンが見えるかどうか。自分のタイル事業とうまく結びつけれるだろうか。という二点。そうでなければ手を出してはいけないような気持ちでいます。(いつもはいけいけどんどんスタイルの私なので、こういう慎重な感じが好きではないですが、そんな感じになっています。)

大湫町。自治体としては、旧中山道の宿場として観光地化を目指すと言いますが、実際ダイブしてみると少し違うなという印象。先日、観光地である近くの岩村町を見学に行き、大湫町はこうなれるかどうか?と思うと、答えはNOに思えたのです。

「THE観光地」という場所にはなれなさそう。だけれど、「大湫町の日々の暮らし」はとても丁寧で優しくて大好き。この感じを自分以外に人にも味わってもらいたいと思う。それが「観光」という言葉なのであれば、観光地になりうるのですが、、、。

この週末も、春に植えたサツマイモを地元の子供たちと収穫しました。「こっちにも虫が出た〜!」とワイワイ騒ぎながら作業。とてもいい環境です。

ただ「観光地」であれば、どんなコンテンツであっても、不特定多数の方々来て、その地(その地域で暮らす人々)に負荷がかかる。決していいことばかりではないという側面が見えてきて、その摩擦のようなものに耐えれるのかなという疑問も浮かびます。

先週末には、お隣恵那市奥矢作へ。13年間で27件の物件をリノベーションして、まちの1割が移住者!というミラクルな地域へお邪魔し、仕掛け人のお二人のお話を伺って来ました。

こちらもリノベーションを手がけた郷土館。「開かずの郷土館」と言われていた場所が、いまでは、人気のカフェになっています。
詳しくは、おヘマガ【お店】文化財にも指定!恵那串原のレトロな古民家リノベカフェ「サトノエキカフェ」

13年間で27件の物件をリノベーション!素晴らしい実績で、いまでは成功事例として取り上げられますが、はじめた当初はなかなか理解も得られなかったと言います。根気強く続けていたら支援の輪が広がったのだそう。「慌てずにやっていきなよ。わからんことがあったら教えるから。」と声をかけてくださり、お二人とお話をすると、背中を押される気持ちになります。

結局は、自分が向き合えるかどうか。地域で仲間を作れるかどうか。走りきれるかどうかなんだと思います。一人じゃ絶対できないことです。数年じゃできないことです。大湫町、魅力あるまちだと思うのと同時に、自分が摩擦を起こす原因になってしまうとしても次なる一手を打てるのか?そこに意義や信念がなければ、いつかポキっと折れてしまうのは目に見えてます。

恵那市岩村町、恵那市奥矢作にお邪魔してみて、考えさせられる週末でした!




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