月に一度の日直が好きだ。憧れの彼と私の名前が24時間だけ黒板に隣り合わせになる。放課後、相合傘を書いてから名前を消すのがお気に入り。今日は突然の雨で外の掃除が遅れ、戻るとすでに名前は消えていた。呆然としている私に「ホンモノの傘で一緒に帰ろ」と声をかけてくれた彼。全部バレてたんだ。


こちらサポートにコメントをつけられるようになっていたのですね。サポートを頂いた暁には歌集なりエッセイを購入しレビューさせて頂きます。