見出し画像

変化すること。

ここ数日で東京はめっきり寒くなった。それは、風の冷たさではっきりとわかる。南から吹いていたはずの風が、北からに変わった。いや、夏の風が南から吹いているかは知らないけれども、例えるならということだ。街を行き交う人の服装にも変化が現れている。Tシャツやポロシャツといった半袖姿の人は減り、シャツを羽織ったり、長袖を着たりする人が増えた。あぁ夏も終わり、秋なんだなぁと感じさせてくれる日常の一コマだ。

このように春夏秋冬がある。「日本には四季があるのがいい」といった声も聞くほどには有名だ。その変化を目の当たりにするのが、ちょうど今の季節なのだろう。気温だけでなく、風の向きや街行く人の服装、店先のショーケース、装飾の色、あたりまえのように馴染んでいるところからも四季の変化は感じ取れる。こういった移り変わり、変化が自然と行われることと日本人の気質が合っているのかもしれない。風情を感じるところとか。

一方で変化を嫌う人も多くいる。「前の方が良かった」「変える必要があるのか」といった声を聞いたこと、発したことが一度はあるのではないだろうか。季節のような緩やかな変化は許容するのに痛みを伴いそうな変化は嫌う。これも気質なんだろうか。人間とは勝手な生き物だなぁと常々おもうし、むつかしい。

※※

昨日の試合では不動のトップバッターだった選手が、なぜか5番に打順が変更された。twitterを見るとこの変化を受け入れられていないファンが多かったように思う。試合に勝てばそんなことは、忘れられてしまうことなだろうけれども、試合には敗れ6連敗。この変化は結果としてうまくいかなかった。チーム状況はあいかわらずよくない。

残り少ないシーズンでチームに変化が訪れ勝利する日は来るのだろうか。こういったイイ方向への変化はみんなウエルカムなんだろうな。自分が少しでも苦しいと拒絶するのだろう。たとえ、それが産みの苦しみだったとしても。

9月2日:ヤクルト(1-3)広島

こちらサポートにコメントをつけられるようになっていたのですね。サポートを頂いた暁には歌集なりエッセイを購入しレビューさせて頂きます。