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#2 職人とアーティストの違い

昨日noteを始め2回目の投稿になります。
今回は私が経験してきた中で感じた
職人とアーティストの違いを徒然なるままに
書いてみたいと思います。

簡潔に言うと

職人とは
自分の技能によって物を作ったり、加工したりすることを職業とする人。

アーティストとは
芸術作品を創作・創造し、表現する人。

つまり職人はその技術で生計を建てている人が殆どで
アーティストは生計を建てられない人がいる

とも言えます

まさにそれが現実だと思います

現に私は音楽家として30年以上生計を建てていますが
職人領域で生計を建てていると言って過言では無いです
私の仕事を例に書いてみたいと思います。

「演奏家」
まずピアニストとして3歳からクラシックピアノを学び
基礎技術を幼い頃に習得しポピュラリティの音楽に対応する
音楽理論を習得する事でレコーディングやステージサポートの
仕事を頂けるようになりました。
つまり「職人」

「作編曲家」
作編曲のお仕事はピアニストとしてのスキルを含めクラシック音楽から
民族音楽まで幅広く興味を持ち、楽器、奏法を学び譜面で演奏家に伝達する手段を有していることが本来必要。特に現代曲、劇伴音楽etc。
つまり「職人」

ポピュラリティ音楽に関してはここ数十年前からは作編曲イコールDTM、DAWを使用して音源制作が出来ないと作編曲のお仕事は難しいかもしれない。作編曲の能力は昨今便利な時代になり音楽理論を深く知らなくても
作れる時代になっている。ただ商業クオリティの作編曲は「職人」レベルの
知識、能力が必要だとお思われます。ポピュラリティ音楽の作編曲は
つまり「職人orアーティスト」

「講師」
音楽理論やピアノの指導もしていますが、これは完全に「職人」
またミュージカルの歌唱指導や、アーティスト、声優さんを含めボイストレーナーとして指導をさせて頂いてますが、私の場合は上記のスキルを含めて生徒さんが求める歌唱法などジャンルに合わせてアドバイス、指導をしています。私の知る限り専門学校等でボイトレを受けた事がありそのままその先生のお手伝いをしながらボイトレ講師の経歴を上げそのままボイトレ講師をされている方が多い様に思います。この方達はある意味「職人」でしょう。また自身がアーティスト活動を行い歌手としてのスキルを持って指導してる方もいます。この種の方はボイストレーナーとしてのスキルは未知数ですが歌唱指導に関してはアーティスト活動の経験値が武器になると思いますので歌唱指導で必要な能力は「アーティスト」寄りかもしれません。

「バンド活動」
これは自ずとしれた事ですが完全に「アーティスト」活動、私の場合バンド活動だけでは生計は成り立ちません。ただ私のバンドメンバーは全てプロミュージシャンですし楽曲の難易度はかなり高いので私のバンドでの演奏には「職人」の能力が要求されるかもしれません。余談ですがバンドでメジャーデビューして活躍されるバンドのほとんどはメンバー含め完全「アーティスト」が多いと思います。なので残念ながら市場から需要が無くなったバンドのメンバーは音楽では生計が建てられず音楽をやめてしまう方が多々います「職人」では無いからです。もちろん「職人」レベルの能力があってもやめてしまう方はいると思いますが・・・

「歌手」
某企業さんのテーマソングやパチンコetcの楽曲の歌唱のお仕事を頂いた事がありますが、これはクライアントさんのイメージに合わせて歌唱しなければならないので「職人」です。ただ「私の声が好きだ」と言うような理由での歌唱オファーは「アーティスト」ですね。


徒然なるままに書いてみましたが
結論

仕事にしたいなら「職人」を目指せ!
自分のやりたい事を追求したいなら「アーティスト」を目指せ!

ですね!

1度きりしかない自分の人生です!

誰かを傷つけたり迷惑をかけないなら
好きなように生きましょう!!!






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