tamacharin

経験と感性、なんとも言いがたいエネルギーを 注ぎたいと思います。

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最近の記事

疫病神がやって来た⑥

厄病神は凄い。 長男の方には子供が3人出来たのだが、それを追うかのように3人出来た。少しずつ 学年をずらして。。 親は孫みんな、平等に小学生に上がるたびに学習机を買ってあげていた。 兄弟が多い家だったので独身だった下の2人は 親のお金が心配だから頼らないようにしようと決めた。自分の子供の学習机は自分で買った。 兄弟多いとこんなにも面倒なことになるのかと思い自分の子供は少なくて良いと思った。 配偶者によるのだが厄病神が居たら親族までも巻き込む。 次男は厄病神とはお付き合いの段

    • 厄病神がやって来た⑤

      長男の嫁がよく言っていた事を思い出す。 祖母と母が車で買い物に行こうとしているタイミングを見計らって 厄病神が家から外へ出て来て母の運転で買い物へ行くと。何度も何度も見掛けてると。そんな女だと言いたかったのであろう。 あの頃は聞いても本当か?と、何度も思った。 たまたまじゃないのか。と。 でも、本当だったのだろう。 ずる賢い女。 祖母が寝たきりになった。 その頃 私は会社を辞めていたので祖母の介護を母とした。母は懸命にしていた。 私は時々アルバイトをしながら介護を手伝った

      • 厄病神がやって来た④

        あの厄病神はある意味 幸せな人なのかも しれない。わがままを言えば 夫がその通りにしてくれるからだ。 わがままを聞かなければややこしくめんどうなことになる。仕事から帰ってグダグダと言われるより言いなりになれば静かになる。 厄病神と関わってはいけない、、 厄病神の夫となった兄のことをある占い師に 見てもらったら 「原石がハンマーで 壊されている。」 その言葉にゾッとした。

        • 厄病神がやって来た③

          私の家は祖父の時代から自営業で今思うと 普通より余裕のある家だった。 祖父には昔、弟子がいて住み込みで何人か雇っていたらしい。祖父は本当に器用な人で 家にある仏壇も掘って作成する職人だった。 私が物心着く頃には隠居していて 祖父母の家に行くと相撲中継やプロレスを好んで見ていたのを覚えている。祖父は小学生の頃に亡くなってしまったが 今、職人肌ということを特に尊敬している。 そんな祖父に弟子入りしたのが父親だった。 父親は苦労人で子供の頃に海沿いに住んでいたようで 子供の頃に地引

        疫病神がやって来た⑥

          疫病神がやって来た②

          私の誕生日に、兄の彼女はマフラーをプレゼントしてくれた。私は高校生だった頃、プレゼントしてくれる🟰良い人、だと勘違いしていたのでまあ、良いかと思っていた。 男の子から誕生日プレゼントがあるので 来て欲しいと言われたら すぐ応じて会っていた。プレゼントは何だろう。単純にプレゼントが嬉しかった。本当に何も考えていなかった。友達が すぐプレゼントって言われたら応じるなぁって呆れていた。 大人になってわかるのは、プレゼントを 受け取る🟰服従する という意味も何となくわかってきた。あ

          有料
          100

          疫病神がやって来た②

          疫病神がやって来た①

          あれは私がまだ高校生だった頃の話。 兄弟の末だった私はまだ、何もわからない年齢で素直だった。 兄とは歳が離れていたから 既に兄はその頃 就職していた。そんな兄が彼女を連れて 来た。深く何も思わなかったけど なぜか 私たちと夕食を食べて彼女は帰っていた。 時々 前で彼女は兄にコソコソ話をするような人だった。なんだ、この人は。 初めはこんな印象だった。 若くで兄はお金がないのか しょっちゅう  デートの度にうちで夕食を食べ、彼女を送っていた。まあいいが食器の洗い物もせず 食べて帰

          疫病神がやって来た①