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きっかけから始まる自分の世界

ものごとのきっかけ。

人が何か行動したり、始めたりするときに必ず“きっかけ”がある。
今日はそんなことを考えていた。

例えば…好きになったもののきっかけ。

わたしが本を好きになったきっかけはこの前noteに書いたので、よかったらこちらをどうぞ!!


本の他に自分が好きなもの

・万年筆
・ヨガ
・瞑想
・コーヒー
・文字
・文具全般
・ファッション
・花
・自然

これらを好きになったきっかけはなんだろう…?

沢山あるので、
今日のところは万年筆について。

きっかけは2つ。

一つ目は、コロナ禍による子ども共々自宅待機を要されたこと。

何かをしていないと取り残されそうな毎日。
見つけたのが文字を書くこと。それに抜擢されたのが万年筆だった。

二つ目は、長男からボールペンを譲り受けたこと。

あまりの書き心地の良さから文字を書きたい欲がムクムクわいた。
あっという間に美文字練習帳で使いきった1本のボールペンからの万年筆への移行。

それにしても、数年前の真新しい記憶のはずが今思っても、学校が長期で休みになる…ほんとに凄い異例事態だったんだと思う。

日常が戻ってくるとそんなこともあったねーと案外スルンと通過してしまった人間の適応能力に驚く。

我々は結構タフだ。


それでも当初は戸惑った…オンライン授業なるものはあったけど、実際の学校生活と同じクオリティを求めるものは酷なこと。

自粛の間、少しでもこの時期が何か意味のあるものであったと、後からそう思えるものにしたいと考えた。

子どもと家庭用時間割を決めたり、手づくの食事に力を入れたり、何か作品を作ろうと筆箱やポーチを作り手芸にはまった。新聞コラムを書き写したりもした。

家で過ごすばかりでは体力低下の運動不足を考慮して、体育と称して夕飯後は人気のない川沿いを沢山歩いた。帰宅後はYouTubeをみながら筋トレもした。

今思えば、充実していた。

運動不足を危惧したことで、日常より運動量が増えた。
そのころの方が家族みんな今よりスタイルがよかったりする。

自粛前は仕事に、学校にと生きてるとみな忙しい。

子どもとは赤ちゃん期以外でそんなに長い間共に過ごすことはなかったか。
濃厚な自粛家族タイムは、それはそれで、貴重な時間だったのかもしれない。

その時期のおかげで、ペン習字にはまって万年筆につながたのだから。

ペン習字は元々、小学生の頃に習っていた時期があった。
一文字ずつ独立する楷書を卒業すると、文字のつながりが美しい行書へと移行。
行書期に先生から送られたのが万年筆。

それが始めての万年筆との出会い。

嬉しかった。万年筆という武器を手に少しお姉さんになった気分だった。

その後、中学生になってゴリゴリの体育会系に進んだわたしはいつしかペンを握ることはなくなっていた…。

きっかけの一つである息子から譲り受けたボールペンはと言うと、休校になる前の当時小4だった長男の学校で職業訪問の授業があった。

長男の訪問先は動物眼科とまたマニアックなところに配属。
開業したばかりもあってか、大盤振る舞いで訪問した小学生全員にボールペンを配布してくれた。ちょっと高級なヤツ。

普段から文具好きを公言しているわたしに長男が即座にそれを譲ってくれた。

そのペンが驚くほどの書き心地で一気に文字が書きたい欲にかられた。

それから現在も毎日10分でもいいから万年筆で文字を練習するをやんわりと自分に課している。

練習できないときもあるけどこの3年間、細々と続いている趣味。

その間に増えたのが高価なものではないけれど愛すべき万年筆たち。

振り返ってみると小さな出来事が重なって、それがきっかけになって、今へと繋がっている。

劇的な神がかった運命の出会いとか、ダイナミックに人生を変えちゃう出来事じゃなくて、
実はこうした一つ一つのきっかけが何か大切なものに近づいて人生を形作っているのかもしれない。

そう思えると、自分のささやな日常が愛しき循環を重ねているような気がして尊い。

最後にnoteを始めたきっかけを。
先月の11月14日に始めたnote。

その日、主人から修理したてのノートパソコンを半ば強引に譲ってもらった。

何故かそのとき妙にそのノートパソコンに強く惹かれた。欲しくてたまらなかったのだ。

そして何をする当てもなく手に入れたノートパソコンで何か始めたいと思った。

元々違う所で少し書いていたことはあったが、そこが閉鎖。しばらくして別のプラットホームで書き始めるもあまり楽しくなかった…。

noteの存在は元々知っていた。でもこちらはクリエイティブなイメージがあて敷居が高くて何となく憧れめいたものを秘めつつ胸にしまいこんでいた。

それでも思いきって初めて見ようと思ったきっかけがノートパソコン。

そして、その時丁度読んでいたのが岸田奈美さんの本だった。

岸田さんがnote出身者と知ってこれも何かの縁だ! きっかけだ!!とえいっ!!と始めて1ヵ月が経過した。

小さなきっかけからこうして今に至る。

万年筆で紙に書くことも、始めたばかりのPCでnoteに書くこともどちらも今楽しい。

小さなきっかけが自分の世界を広げていく。


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