ディレクターの役割って何?
noteはじめました。
これまで何度か日記などの発信をやりかけたのですが、日記の目的を整理してからやらねばなと思ったら中々実行に至らなかったので、とりあえず仕事系・音楽系・興味のある事というザックリしたテーマで運用をしてみようと思います。(既にしっちゃかめっちゃかになりそうな予感)
テーマを出しやすいのが仕事系なので、初回は私の職種や業務にまつわる事を題材に書いていきたいと思います。
まず私の職業について…
いわゆる「IT業界」に属して14年が経ちます。
「IT業界」って多種多様な職業ですが、私の場合は、ガラケー全盛期の時代にimode、ezwebの専用アプリやWEBサイトから始まり、現在はiPhoneなどのスマートフォンにインストールするアプリや、Webブラウザ向けのアプリをデザイン・開発する会社に所属しています。
14年の中で、ユーザーサポート、サイト運用(HTML更新、メルマガ配信など)、デバッグ、営業企画、ライセンス管理など色々やってまいりましたが、主軸は開発チームのマネジメントする「ディレクター」という役割で13年ほどやってまいりました。
親からは未だに「パソコン使う仕事でしょ?」と言われますが、...正解っ!!(パソコンがないとご飯が食べていけないので)
これまでに担当したプロジェクトを一部紹介します。
JINS公式 体幹トレーニングアプリ(iOS/Android)
https://jins-meme.com/ja/taikan/
Futurizeで担当した案件例 ※公開可能なものから抜粋
今回はこの「ディレクター」について持論を展開していきます。
ディレクターって何?
業界によっても異なると思いますが、個人的には声を大にしてこう思っています。(思ってるだけで言ってはいない)
「物事がスピーディーに前進する様に動き回る事」をディレクション、「それを実行する人」がディレクター
具体的な作業はなんやねん!って感じですが、会社、チームによって持つ作業が変わる事と、人によっても変わる属人性の強いポジションのため、環境問わず一貫しているのが(私の中では)上記であげた像です。
体制がしっかりしている会社だと、
・プロジェクトオーナー
・プロジェクトマネージャー
・プロジェクトリーダー
というポジションが存在します。
それぞれ役割の定義は存在しますし、それに法って体制が作られている会社もありますが、これまで4社を渡り歩いてみて、環境・人によって本当に責任範囲がバラバラでした。1つの会社で同じポジションでも、人によって作業範囲が大幅に変わる不思議ですよね。という経験もあって、私の場合は「ディレクター」という肩書きを使うようにしています。前職では会社のルール上、名刺には「プロジェクトマネージャー」と書かれていました。
余談ですが、「プロダクトオーナー」「プロダクトマネージャー」という似た名前の役割もありますが、これは完全に別業種になります。「商品開発」に対するサービス設計、スケールさせるための計画を立てたりなどをマネジメントする役割のため脳みその使い方もやる事も全く異なります。
IT業界でこの辺りの経験を積もう!と思っている方は、ディレクター職は作業範囲が曖昧な役割である、という事をおさえてもらえたらと思います。言い方を変えると、自分次第でやる事を広げられる面白さもあります。
具体的な業務範囲
プロジェクトにもよりけりですが、最大で以下の範囲を担当します。
基本的な作業
・見積り(工数算出、見積書作成)
・契約(契約内容詰め、雛形作成、レビュー、製本)
・進行計画(計画立て、計画表作成)
・要件定義
・進捗管理(内部メンバー、外部メンバー、取引先担当者が対象)
・スタッフの稼働工数管理
・プロジェクトの売上管理
プロジェクトによって担当する作業
・デバッグ
・外部設計書作成(ワイヤー、画面遷移図)
・モックアップ作成
・UIデザイン(レイアウト、UIパーツ作成)
・シーケンス図(フロー設計、資料作成)
・HTML、CSS調整(既にあるものに対して)
・アプリのストア申請、公開作業
・管理サイトの運用マニュアル作成
前半はよくあるディレクター職でありがちな作業だと思います。
後半には「ディレクション」からは離れた作業項目もあります。
これはさきほど声を大にして掲げた「物事がスピーディーに前進する様に動き回る」の理念を持つようになってから、その時その時に必要と感じ作業範囲を少しずつ広げて…というより広がって行きました。
言い方が悪く聞こえてしまいそうですが、誰でもできそうな作業を全て自分で吸収できれば、プログラマーの人にはプログラムを開発する時間に集中してもらえるし、デザイナーの人にはデザインする時間に集中してもらえるので、結果的に関係者がみんなハッピーになります。
注意点をかいつまんで教えます
注意点その1
「資料送るからやっておいて」「打ち合わせ任せますね」「わからないので考えておいて」という発言や、丸投げとも取れる様な行動は絶対にやめましょう。実際こういうタイプの人も居ますが、まず協力的になってくれる仲間は出来ません。
関わっているメンバーがやりやすいようなパスを出したり、課題点をすくい上げて相談して答えを導くのもディレクターがやるべき仕事です。時には、メンバーへの伝達だけのために資料を作成したり、説明会を開いたりします。
注意点その2
お客さんから言われた要望などを独断で受け入れない事。自信を持って受け入れられる知識があれば独自判断でOKですが、少しでもわからない部分があれば必ずメンバーへの相談をして、受けることの同意をもらう様にしましょう。
これ本当にありがちですが、修正要望を気持ちよく「やります!」と言って持ち帰ってきて、メンバーに叩かれているディレクターを何度もみてきました笑
要はわからないことはわかる人や実際にそれを作業する人に相談しましょう!という簡単な話です👍
注意点その3
具体的な業務範囲の項目で自分で"できる限り吸収すると皆ハッピー"と書きましたが、その道のプロの方に一任するべき領域と、自身が足を踏み入れても良い領域の境界線を間違えるとプロジェクトや人間関係を壊す事もあるためここだけは声を大にして言います!
要は良かれと思ったやった結果、誰かに迷惑を掛ける事もあるので線引きには注意をしましょう。良心からくる行動で怒られるのも悲しいので…笑
私はここは専門家でないとわからない領域だな、と思ったことは余計な口出しはしない様にしています。
↑で挙げた作業項目それぞれで記事を書けそうな感じもするので、そのうち掘り下げてみたいなと。
まとめ
今回は私の中の「ディレクター職」の像を語ってみました。
業界的には自ら物作りをするデザイナーやエンジニア職の方が圧倒的に人気です。
バンドで例えるとボーカルやギターの様な…。
ディレクターは裏方のためベースやドラムなどのリズム隊が近いかもしれません…。
もしIT業界のリズム隊になりたい!という人が居たら、何かしらの形で支援していけたら嬉しいです!
最後に…
自己紹介も兼ねて記事を書いてみましたが、要点だけに絞ってうま〜く整理するのは難しいですね。。。
あと真面目に書きすぎてもつまらないし、ジョークを混えたところで滑った時にnoteを退会する未来が見えるので、読み物としてどうキャッチーさを出したら良いのか…🤔
ただ、頭の中で思っている事も整理できて、文章を書く練習にもなりそうなのでこれからも頑張って投稿します!