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小学生が書いたみたいな文しか書けません

「この文章、
子どもっぽい文章じゃないですか?

小学生が書いたみたいだなって思って…」


たまに教室で
大人の方からこんな質問を受けます。

読んでみると
確かに子どもっぽい文章になっている。


「言葉の勉強をした方がいいんでしょうか?
難しい言葉を知らないから
こんな文章になるのかな…


そうため息をつく方も多いのですが、
私が14年間作文を教えてきて思うのが

「難しい言葉を使っても
大人っぽい文章にはならない」

ということ。


では、
子どもっぽい文章になってしまう原因は
どこにあるのかというと、

「説明が足りない」

この一点であることが多いです。


例えば
あなたが会社のセミナーを受けたとして
その感想を書く際、

「セミナーを受けて、とても勉強になりました。
これから聞いたことを生かして仕事を頑張ります。」

っていう感想を書いたら

「小学生かよ!!」

ってなりますよね。


これ、
難しい言葉を使って書き換えると、

「セミナーを受講して、大変勉強になりました。
これから拝聴したことを生かして仕事に邁進します。」

とかになるでしょうか。

小学生感はちょっと薄れるかもしれませんが、
50歩100歩です。

「もうちょっと何か言ってよ!」
ってなりませんか?



じゃぁどうすればいいのかと言うと、

「とにかく説明する」



どんなセミナーだったと
自分は受け止めたのか?

どんなところが勉強になったのか?

どういう風に勉強になったのか?

聞いたことの中で
一番印象に残ったのはどこなのか?

それはどうして印象に残ったのか?

どんな風に仕事に活かせると感じたのか?

仕事に活かした結果、
どうなると予想しているのか?


などなど、
ざっと思いつくだけで
これだけの情報が足りていないんです。

それを付け足して書くことで
感想が具体的になります。


そうすると
難しい言葉を使わなくても
あなたが何を感じどう考えたのか?
が伝わる文章になり、

当然あなたが
感じたこと・考えたことは
(あなたが大人として歳を重ねていれば)
大人の感性であるはずなので

それだけで
大人っぽい文章になります。


ここまで書ければ
難しい言葉を知っておく必要は
そもそもなくなります。

逆に難しい言葉を使わず
小学生でも知っているような言葉を使った方が

「分かりやすい文章を書く人だな〜!」

って評価が上がる、まであります。


「具体的に書く」

というのは
皆さんが思っている以上に
効果抜群の文章スキルなのです。


ぜひ文章を書くの練習一つとして
「具体的に書く」
というのを取り入れてみてくださいね!



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