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持続可能性について

サステナビリティの重要性が叫ばれるようになりました。2年前は、「フードロスってなに?」と言われるくらいにフードロスへの関心が低かったのですが、今ではフードロスはなるべく出さないべきだという価値観が広がってきていると感じます。

しかし、ふと考えるのは、「サステナビリティとはなにか?」という問いです。言葉が広まったことは良いことだと思うと同時に、言葉が先行して、表面的な取り組みもあるように感じます。「何のために、誰のために、何を未来に残すのか?」を考え、残したいものが未来に残ることを大事にするべきだと思います。

また、複数の視点を持つことも大事だと思います。例えば、牛のげっぷには地球温暖化の要因となるメタンが多く含まれるため、環境負荷のかかる要因として挙げられています。その中で菜食が注目されています。環境に配慮する意識から牛肉の消費を控える行動には賛同します。しかし、主張する際に、一つの立場や目的にとらわれず、他の人の主張にも耳を傾けた上で、自分のスタンスを示すことが大切だと思うのです。環境への配慮のために菜食を選ぶ価値観とは別に、畜産業が好きで守りたいから肉を選択する人の価値観もあります。
何を残すのかについて、複数の視点を大事にしながら考え続けたいです。


追記)

毎日新聞「政治プレミア」に寄稿させていただいた記事にも書いているのでリンクをシェアします



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