「料理すること」について
次回のFood × Sustainability Talkのテーマは「料理」!
今はわざわざ料理を作らなくても食事ができる時代。
飲食店や、食堂、スーパー、コンビニ、ウーバーイーツ、など自分で作らなくても食事ができます。料理をするとしても、時短を求める傾向がある。
時短できる一方で、手間や時間をかけて料理することもできる。
(ちなみに時短料理は、当時料理に時間をかけることが良しとされていた時代に対して、「手料理」と「手抜き」のバランスを取った料理の仕方を提唱したことから、生まれた価値観。手作り料理の持つ手間の呪縛から解放されるための、手間を掛けずに美味しい料理を作る、という家庭料理を脱構築するためのレシピだった)
今回のゲストは、食材から料理を作るふたり。料理をしなくても生きれる今の時代に、時間をかけてあえて料理をすることの豊かさについて考えます。
一から料理をすること
料理をするとやりきった感を感じる。つまりは疲れる。
料理をするにも、スーパーに食材を買いに行くことから始まる。洗い物もするため時間がかかる。立ち作業だから体力も使う。レシピを考えるため脳力も使う。失敗したときは悲しみの波が押し寄せる。普段の仕事で忙しい中で、料理をすることは案外体力がいる。
「ファッションフード、あります。(ちくま文庫)」では、”食文化は望ましい家庭像と表裏一体であったが、「おしゃれな食」の浸透によって、若い女性は台所から解放された”と書かれていた。料理は「解放されたい」ものだったのか。
今の時代では料理から解放されている。理想の女性像も時代とともに変化して、働いて料理をしない人も増えている。
そんな中でも、自分で料理を作ろうと思うとき、それは余裕があるときだと思う。
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レストランは回復する場所
元々レストランの語源は「回復させる」こと。
レストラン(restaurer):回復させる、良い状態にする
レストランは回復する場所であるように、つくる側も食べる側も、料理をすると回復するのでは?
料理を作るとき、誰かを想いを馳せて、喜んでくれるかな、こんなものが好きじゃ無いかなって、ドキドキワクワクする時間が好きだ。食べるときは、手料理を食べることで心も身体もホッと回復する。
忙しい私たちは、どこかで癒しを求めている。
ならば、食べる人も作る人も、料理をすることで心身ともに回復できたらいい。
なんで人は料理をするのか?
マイケルポーランは、『人間は料理をする』でこう言ってる。
人は料理をする生き物で、料理を発明したおかげで、高度な文明を築いた。料理することは人間的。最高の料理は、愛情の表れでもあるのだ。
料理をすることは人間的で、愛情に溢れたもの。疲れていても、愛情を注げる。料理には、情を込められる。「愛情込めたらおいしくなる」は本当だと思う。大事に食べたくなるもんね。
二人の活動について聞きながら、なんで料理をするのだろう?についておしゃべりして深めたいと思います!
参考リンク:
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■概要
Food × Sustainability Talk第10回目。
食にまつわる様々なトピックについて、話すことを大切にしたイベントです。
今回のテーマは「料理」!🍳
ゲストとして、“一生に一度のひとさら”をテーマにカフェを行う真崎さんと、料理教室で料理を教えながら食育をしている大野さんが来てくれます!
■テーマ
今は料理をしなくても食事ができる時代。飲食店や、スーパー、コンビニ、ウーバーイーツ、などわざわざ自分で作らなくても食事ができます。
なかでもレストランの語源は「回復させる」であるように、人に作ってもらった料理を食べると少し余裕ができたり元気になれたりしますよね。一方で、自分自身が料理をすることにも意味があると思います。料理をするという行動自体も、気持ちの余裕や心身の健康をもたらすことに繋がるのではないか?
そういう思いから、
・ふたりはなぜ料理を軸に取り組んでいるのか
・料理をすることの意味や豊かさって?
・そもそも料理とは?
など、料理を通して伝えたいことがあるふたりと「料理をする豊かさや意味」について伺いながら、話し合います!😊
■詳細
日程▷6/4(金)
21:00~22:00
終了後20分間、自由に話せるアフタートークもあります💫
参加方法▷時間になったらこちらのzoomに入ってください
https://zoom.us/j/97501696086...
ミーティングID: 975 0169 6086
パスコード: uJE8HQ
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