#theunder30にて
先日8日に行われた under30 ポスト2020年のスタートアップのイベントにて、DMM.com取締役会長 亀山敬司さん、CAMPFIRE代表 家入一真さん、グロービス・キャピタル・パートナーズ代表 高宮慎一さんが登壇された。
それぞれの言葉をまとめていこうと思う。
亀山さん
20代の頃は働きまくってた。24時間働きまくってた。とにかく頑張った。
起業家は自分でブラックに追い込める。
ほぼ毎日働いていたが、休むときは1ヶ月はまとめて旅に出てた。
その時に自分の大切な価値観などを再認識できた。
会社は潰さないことが大切。
何か挑戦したい時は片っ端から竹槍をさしてみること。誰かにささるかもしれない。目先の利益は長期的な利益になるとは関わらない。ゆとりがあればお金は長い目で観れる。まずはゆとりを作ってもいいかもしれない。
会社を創業する際、友達とやるとろくなことがないイメージがある。やるとしても誰が頭かを決める必要あり。誰が引っ張っていく、どっちが上かをはっきりさせないといけない。経営者は孤独を引き止める必要あり。
やはり、行動してることが重要。
起業家も横の繋がりを大切にすることで道が拓ける。
トレンドは起業家がつくるもの。ゼロイチを作るのも起業家。ただ1を100にするにはまた違う才能が必要。もっと大きなことをしたくなってきたら
専門家をつける。
ブレない大局観と、柔軟な戦略性を持つこと。迷ってる間は、自分のお金や社員も安給料で、方向決まるまでは。その条件でもついてきてくれる人を大事にすること。
家入さん
20代の頃はコード書きまくってた。
ローンチ前の徹夜、そしてローンチした後の感覚は麻薬のようなもの。良い意味で依存する。
中卒の自分でもサービスを作ることによって、声を上げることができたりする。
今は、全然違うジャンルの人と会うことになった。専門分野でも知れば知るほど自分が何も知らないことを知る。メンタル、臨床心理勉強中。
その場を楽しめる人は大事。人との繋がりを作るためにお金を使う。お金がなくなった瞬間に人との繋がりがきれたという感覚になった。スタートアップ投資は良い経験をさせてもらうための参加費みたいなもの。
友達で起業するのはいいが、どっちがリスクを取るか、株式を寄せるべき。スタートアップは独裁であるべき。
法人=人格 法人としての人格と経営者との人格が別れていく。法人としての成長に自分の人格を寄せてくか、その逆にもなる。共同創業はカオスになる場合がある。これからの時代は答えがない。だから大変。
起業家に大切な力は "三振を何度してでも打席に立ち続ける力"これが必要。 大人は打席に立つ必要もあまりない。だからこそ打席に立ち続ける人は強い。起業家とは社会に適合できなかった人で社会を自分のところに引き寄せるもの。
怒りをもっている人は強い。怒りがある人に投資したい。怒りとは、理不尽さ、非人道的、個人的な劣等感といった心の原体験のこと。
高宮さん
20代の頃は社畜。目先の業務に追われて、中期長期的なことをできてなかった。今は、目先の手足を動かす業務から、好奇心を赴くまま、好きな人、好きな仕事をできている。一般論的な幸せ軸で生きると辛くなるし、続けられない。世の中で幸せと思われること(お金、偏差値、地位)から離れられることが幸せ。今の自分を肯定できる。圧倒的に受け入れてくれる家族や友達がいることが幸せ。
投資にならないソーシャルアントレプレナーに話を聞くことも良い経験。
投資家も刺さるポイントが違うから相性の良い人を探す。仮説のPDCAを回せる人は強い。会社は民主主義ではない。小欲は煩悩、大欲は社会。
投資をするときはまず人を見る。人として信頼できるか、逃げないか。ドライバーとなる原体験があるかも重要。人となりを知った上で投資する。今は資金を集めるには良い時期。景気も金も集まりやすい。業界全体がお金余ってるし、ベンチャーキャピタルも増えてる。ファンドも5年間は蛇口が締まることはない。
とても深いトークセッションだった。御三方、それぞれの見解がありつつも、本質は同じことを言っていたと思う。起業家は孤独。だが、ひとりではない。
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