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生活を大事にする人でありたくてさ。

朝起きる。
ご飯を食べる。
学校に行く支度をする。
顔を洗ってメイクをして、
今日の服を決めて、
身支度を整える。
電車にのって大学に行く。


家に帰る。
夜ご飯を食べる。
疲れ切った体にむちうってお風呂に入る。
スキンケアをして、髪を乾かす。
ベットに入って本を読んで、眠りにつく。


日々を生きていく中で
当たり前の時間の流れや営みを
『生活』と言いあらわすのなら、
『生活』を大切にするということは、
『生きること』そのものを
大切にする姿勢なのではないかと思う。

日々を生き急ぐほどに、
私を忙しくしている生産的活動に
気力も体力も奪われて、
『生活』を大切にする姿勢を
極端なほどに失い
疎かにしてしまう傾向がある。

三ヶ月前、期末テスト期間。
テストのプレッシャーで
あまりに頭がいっぱいになり、
寝ること食べることなど
生きる上で大切なことすらも
当たり前にしなくなった。
『生活』の時間を投げやりにした結果、
ろくなことはなかった。

食べなかったせいで、
テスト当日に低血糖で電車のホームで倒れる、
不規則な睡眠習慣で
精神的にも肉体的にも蓄積した
疲労とストレスに耐えかねる。
日中の活動のパフォーマンスも
結果的に下がって負のスパイラル。

ドミノ倒しみたいに崩れて立て直せない日々に、
ささやかな幸せを感じられる余裕も感性もない。



もう、そんな日々はごめんだ。


看護なり、サークルなり、
友達や家族との時間なり、
バイトなり、ボランティアなり、
自分のがんばりたい活動を充実させるために大切にするべきことは、
その活動自体に時間を多く捧げることではなかった。

本当に大切にすべきだったのは、
自分を整えて
できるだけ万全の状態で活動臨めるように、
生活を大切にすることだ。

生活を大切にすることは、
日々の最低限の秩序を守ることだから。

私には大失敗をするまで
ちゃんと気づけなかったことだ。


忙しくても食事は一つ一つ味わって食べたい。
ちゃんとお皿に盛り付けて
いただきますといって
カロリーや栄養の摂取のために食べ物をただ消費するのではなくて
おいしさや食べる喜びに浸りながら食べたい。

毎日きちんとメイクして身だしなみを整えて
さあ今日も頑張ろうと自分を励まして
晴れた気分で家を出たい。

スケジュールにも余裕を持たせて
心も生き急がないくらいにゆったりと構えて
小さなことに感動しながら時間をすごしたい。

適度に運動をして汗をかいて
体も心もスッキリした状態で日中をすごしたい。

明日も充実しますようにと祈って眠りについて
ふかふかのベッドでぐっすりと眠って
次の日ぬくぬくとおはようといいたい。

本やブログを読む時間、
自分の趣味を楽しむ時間もとって自分をいやし、
自分に余裕がある状態で人と交流したい。


生活を大切にすると
生活の時間そのもののよろこびに
気づけるようになる。

ちいさなよろこびの積み重ねで
なんでもない日が
素敵な日だと思える。

毎日が愛おしく思えるように。




#大切にした生活の記録としてエッセイを書こう


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