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ポケモンの「GOTCHA!」を見て気が付いたことを書き連ねていく(考察)

2020年9月29日その動画は配信された。

BUMP OF CHICKENの曲Acaciaとポケモンがコラボした動画GOCHA!である。
GOCHA!とは英語で「ゲットだぜ」といったニュアンスで、まさにポケモンを代表するセリフが動画のタイトルになっている。
また赤緑から剣盾の全てをごちゃ混ぜとのダブルミーニングなのかなと思う。
何番煎じになったかわからないが、今回はその動画をみて私が気が付いたことを書いてみようと思う。

偉そうに考察ってタイトルに付けたが、どちらかというと私の感想気づきを書いただけなので、まったりと読んでほしい。
あまり考察サイトとか見てないのでもしかしたら、見当違いのことを言ってるかもしれないが笑って流してほしい。
これを見てGOCHAに「このシーンはこんな意味があったのか!」とか動画の素晴らしさ、ポケモンの素晴らしさを再認識してもらえたらいいなと思う。

STAND BY ME

冒頭〜00:16まで4人の男が線路を歩いているシーンでこの動画は始まる。
この16秒間だけでもかなりの思いが詰め込まれているのが良く分かる。

第1にBUMP OF CHICKENのメンバーを表しているのだろうというのがわかるかと思う。
どことなくそれぞれがメンバーに似ている気がしないでもないと思った。(一番右が藤原さんかな?)

第2に映画STAND BY MEを表していることがわかる。
オカンの好きな映画が思い出せなかったとしても「4人の男が線路を歩いている映画と言ったらSTAND BY MEでもう間違いないでしょう。」とツッコミを入れるぐらい確実ではないかと思う。

ちなみにBUMP OF CHICKENのメンバーはこの映画の主題歌であるベン・E・キングの「スタンド・バイ・ミー」を中学生のときに文化祭でコピバンしたらしい。(Wikipediaで今知った)

それでは何故ポケモンの動画がこんなシーンで始まったのか。理由は画像を見てほしい。

ポケモン赤緑をやったことがある人はすぐにピンとくると思う。
ゲームを初めて1番初めに触れるテレビがある。そのテレビでAボタンを押すと表示されるのがこのメッセージなのだ。

STAND BY MEを和訳するとそばにいてといった感じにニュアンスになる。
つまりこの動画で1番言いたいことはポケモンにそばにいて欲しいといったメッセージなのではないだろうか。

ポケモンと送る人生

00:17〜00:26まではポケモンがそばにいて当たり前の人生が描かれている。
幼少期から少年(少女)期にかけてポケモンが現実世界にいたら、このように成長するのだろうかといったifの世界の話だ。
こんな世界で生きてみたかったとポケモンファンだったら誰でも思うのではないだろうか。

後半には母親の姿が確認できる。
これはポケモンのモチーフになったMOTHERに由来するようなしないような・・・
単純に母親はいつもそばにいて見守ってくれる存在であり、ゲーム内でも帰る場所を守ってくれる大切な存在だから動画の中に入れないわけにはいかなかったのかなと思う。(金銀の母親は主人公からお金をとって、その貯金で勝手に買い物をするというなかなか鬼畜母親ではあるが。。。)

旅立ち

00:27〜00:38では外に出た少年少女が表現されている。
そこには雷が落ちたり、岩が転がったり、タライが落ちたりと様々な困難が待ち受けていた。
そして何より幼少期から一緒だった、相棒ポケモンをのはぐれてしまった。
守られてきた生活から外に出て、困難に立ち向かう姿は現実世界の人生と同じなのだろう。

背景にはタイプ別に歴代のジムリーダーが映し出されている。
わかりにくいけど悪タイプのジムリーダーもいるので探してみてほしい。

ゲームの世界との交わり

00:38〜00:44では背景に影絵で伝説のポケモンが映し出され、最後には歴代のラスボスが映し出されている。

00:45〜00:51までは歴代主人公が影絵で映し出される。
最後はXY主人公であるカルムが映し出されるのであるが、XYとは2つの線が交わる点をいった意味を公式が発表してるので、おそらく現実世界である少年少女とゲーム世界が交わる点がここなのではないか。
ここからゲームの世界に焦点を合わせて映像が流れる。

チャンピオンたちによる光魔法かっこいいポーズ

00:52〜00:57までは歴代のチャンピオンのカッコいいシーンからゲームの世界がスタートする。
ダイゴかっこよすぎるでしょ。
「けっきょく ぼくが いちばん つよくて すごいんだよね」って絶対言ってるよね、これ。

BW、BW2のチャンピオンだけはバトンタッチだけで表現されており、アイリスが映像化されなかったのは非常に残念だった。

ポケモンだけじゃない相棒という存在

メイちゃんはかわいい
だけで済ませるにはもったいないシーンの連続。
00:58〜01:01ではポケモンだけじゃなく、ライバルだったり、ともに冒険をする親友だったりといった相棒を表現している。
ゲーム内では人との関わりにストーリの重要な要素になっている。

BW2のライバルのヒュウ、ダイヤモンド・パールのライバルであるジュン、XYでともに冒険する親友のサナ・ティエルノ・トロバといった感じで人との関わりを表している。
BWの主人公の幼馴染であるチェレン・ベルは2年後の舞台であるBW2でアドバイザー的な立ち位置になっている。
行方不明になった主人公を探しているのだが、BW2の主人公であるキョウヘイと並んで歩いている姿は泣きそうになった。

名シーン

01:01〜01:20では各作品ごとのゲーム内の名シーンが映し出される。
情報量が多すぎるので簡単にまとめようと思う。

XYでミュウツーメガシンカしているところが映し出されている。
やはりミュウツーはポケモンを代表する1匹であり、最強の称号にふさわしいポケモンだと個人的には思う。

アローラは正義。尊い。

ポケモン屈指の人気キャラであるNが初登場するBW

コトネから見るシルバー金銀ハートゴールド・ソールシルバー

チャンピオンロードで主人公に勝負を仕掛けてくるときのミツル君はルビー・サファイア

ここのグリーンめちゃくちゃ好き。クソ生意気感があって、イメージ通りのグリーンがでてきて興奮した。
「このおれさまが せかいで いちばん! つよいって ことなんだよ!」
って絶対に言ってる。これぞ小学生の時に苦しめられたグリーンって感じがする。

ちなみにこのときの技構成は

ピジョット:つばさでうつ・ゴッドバード・オウムがえし・ふきとばし
ウィンディ:ひのこ・とっしん・にらみつける・ほえる
サイドン:みだれづき・つのドリル・にらみつける・しっぽをふる
フーディン:サイケこうせん・サイコキネシス・リフレクター・じこさいせい
フシギバナ:はっぱカッター・メガドレイン・ソーラービーム・せいちょう
ギャラドス:りゅうのいかり・ハイドロポンプ・はかいこうせん・にらみつける

となかなかに酷かったりする。ナッシーは技が3つしかなくもっと酷い。

金銀からシロガネ山ゴールドvsレッド。
レベル81のピカチュウがでてきて全トレーナーを驚愕させたあの1戦。
実際のところ当時はトレーナー戦のポケモンに努力値振られていなかったため、そこまで強くなかった。

3つの点が交わる未来

01:22~01:30までは少年、少女とゲームの世界が交差しているのではないかと思われる。
先程は少年(少女)がゲームの世界と交差すると書いたが、これからは少年と少女、そしてゲームが出会うことを示唆しているシーンなのではないか。

少年少女は互いの相棒ポケモンが入れ替わっていることからも、この2人が出会いうことが予想されている。
また、ゲームの世界からレッドの帽子が降ってきてピカチュウがかぶることになる。

背景にはカイオーガ・グラードン・レックウザの影が映し出されている。
それぞれ海・陸・空を象徴するポケモンで交わるはずのない3つの点が交わっているということを暗示しているような気がする。
それが少年少女の出会い、またゲームの世界との出会いを示唆していると思われる。

現実世界にはポケモンはいないけど、「いつもそばにいてきっとどこかで繋がっていているよ」といったメッセージだと個人的には受け取った。

ソード・シールドの世界

01:31〜01:46最新作である剣盾の世界。
正直、ストーリー的には「???」となるところもあるが、どのキャラも魅力的で素晴らしい作品だと思う。
昔ポケモンやってたけど、最近はやってないなーって人にも是非やってほしい。
チャンピオンであるダンテが1番チャンピオンらしく、カッコいい作品だと思うので是非その魅力を全力で味わってほしい。

少年少女の出会い、そして始まり

01:47〜02:02はついに2人が出会った。
きっとこれから2人で歩んで行くんだいった情景がなんとなく浮かび上がる。
そして離れ離れになった相棒ポケモンがついに元のパートナーのところに戻ってくる。
ここの歌詞とのリンク具合は半端ないと思う。

いつだって始まりは・・・

02:03〜02:08まではゲームの世界から現実世界を見ている描写が見られる。
やはり現実世界とゲームの世界が繋がっているということが読み取れる。

いつだって冒険は博士から始まった。
博士という大人たちが私たちの最初の一歩の背中を押してくれる。

そして御三家と呼ばれる最初のポケモンたち。
このポケモンたちと私たちは冒険をして、悪者を倒してチャンピオンになった。
ここで私の涙腺はやられた。これを書きながらも泣きそうになった。
見てる人みんなが、このポケモンたちとの思い出がそれぞれあるだろう。

冒険はまだまだこれから!

02:03〜エンディングまでは少年少女のこれからの長い道のりを表している。
冒険はこれで終わりではない。これからのほうが長いのだ。

左の看板にはBW・BW2にあるバトルサブウェイのボスであるノボリ・クダリがおり、右の看板にはXYにあるバトルシャトレーヌに登場するラニュイ・ルスワール・ラジュルネ・ルミタンである。
どちらの施設のエンディング後に遊べる要素であり、この看板からも冒険は終わらない!といって意図が読み取れる。

再生時間とポケモンの関係

これはTwitterで見て驚いた内容だが、是非記載した内容だと思った。

02:27に原初のポケモンであるミュウが映し出される。
ポケモンの赤緑が発売されたのが1996年2月27日であり、どちらもポケモンの始まりを意図しているのではないだろうか。

最後のロゴが表示されるのが02:31で、これを秒数に変換すると151秒。
151という数字はポケモンにとって大きな意味のある数字なのは言うまでもない。

最後に

歌詞と動画の連動、我々の世代では誰もが1度は通るBUMP OF CHICKENというアーティストによる楽曲、とても2分半とは思えない情報量で、「愛に溢れた最高の動画をありがとう」と心の底から思えた。
見れば見るほど発見があるし、Youtubeはコマ送りやスロー再生もできるので、それで見てほしい。
ポケモンと共に歩んできた24年間
これからも1ファンとしてポケモンと共に長い冒険をしていこうと思う。

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