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オランダ移住:最高に便利でサステイナブルな家具のサブスク

着いてからの家具家電問題

オランダに渡る前、私たち夫婦の頭を悩ませていたもの…
それは新居の家具!
家探しの段階では家具付きの物件を借りて身軽に渡蘭する予定でした。
が、小さい子供がいる我が家はオランダのおしゃれな家具が備え付けられているような物件は箸にも棒にも引っかからず、「そんな小さい子がいる家庭には貸せられないな」とあしらわれる始末。
そうだよな。だって自分で買って揃えたお気に入りのソファですら娘ににアイスやジュースこぼされたらめっちゃ嫌だもん。納得。シフトシフト。
と、切り替えて必要な白物家電だけが備え付けられた床張りの部屋に狙いを変更。
そうしてご存じの通り無事に新居が見つかり、基本インテリア大好き夫婦のためオランダの家具に期待を膨らませるばかり。ワクワクドキドキ。

オランダ人は、衣食住の中でとにかく住まいにお金をかけます。長く使え、家族みんなの生活が快適、豊かになる家具や家電にこだわるのです。だから街にはとんでもなくおしゃれな家具屋や雑貨屋がたくさんあり、どのお店も賑わっています。
そんな事情を知っているので、私の頭の中はお花畑になっていたのですが、待てよ。
どんなにお気に入りを買ってもさすがに家具は日本に持って帰れない。
手放すことを考えると譲ったりする労力も大変だしそもそもエコじゃないなとまた振出しに戻ったところで飛行機に乗ったのです。

救世主現る!

とりあえず着いて3泊分のホテルは確保。
それまでにベッドと寝具だけは用意して寝られるようにしないと…と。
でも3泊目は金曜日。日月はオランダはお店お休みだし、どうしたものかと悩みながら新居に到着。
そこで大家息子さんに相談。
「我々3泊分しかホテルをとっていなくてなんとかしてその間に家具をある程度揃えたいのだけどどこかいいお店知らない?」とダメ元で聞くと、
「家具レンタルのめっちゃいい会社あるから行ってみなよ!電話しとくから!」と教えてもらいました。
その名はKeyPro
AmsterdamとGroningenにオフィスを持っており、HPからShopに飛ぶと私たちがイメージする家具家電は一通り網羅しているけれどイマイチ仕組みがわからないため次の日早速オフィスを訪ねました。
出迎えてくれたのは優しい口調の青年Denis。事情を話すとすぐに仕組みを教えてくれ、倉庫にある在庫の家具を見せてくれました。
要はエキスパッドや不動産屋向けのレンタル家具屋さんで、基本1年単位で貸し出しており、気に入ったら買取も可能とのこと。確かにHPを見ると家探しでよく見たエキスパッド向けの不動産屋さんの名前が並び、彼らもこういう会社から家具をレンタルしていたのねと合点。
設置から返却まですべてやってくれるので、大量の段ボールゴミも出ないしとにかくエコ。私たちは大事に使わせてもらうのみです。

気になる価格は!?

こういうサービスがあるのは来る前から知っていました。なぜならInstagramでお隣ドイツの家具レンタル屋さんの海外住まい情報アカウントをフォローしていたから。けど、いかんせんお高い。いい家具なんだろうけどこれなら新品買えるじゃん!っていうくらい高い。
なので恐る恐る毎月おいくらくらいなの?と聞いてみると返ってきたのは
「月170€くらいかな(満面の笑顔)!」
え?ちょっと待って!計算間違えてない?その値段ベッドだけでしょ?と確認すると、今見積書メールしたから内訳見てみてとのことで確認してみると…

実際の寝心地よし
お客様用まで借りれるお値段
値段もかわいい
2個で1€しないの!?

ざっとこんな感じ。
ドイツのレンタル家具屋さんとケタが違います。
ということで我が家の場合はソファー以外の家具はKeyProさんの家具をお借りすることになりました。
このほか掃除機やコーヒーメーカーなどの家電も含め約30アイテムほどレンタルしています。

そして大事な納期のこと

お値段もさることながら、KeyProさんのすごいところは家具とトラック、人が空いていればお願いしたその日に配送・設置が可能なところ。
伺ったのが宿泊最終日、そして次の日は土日ということもありできたら今日中にベッドだけでも運んでほしいとお願いしたところ、他のものも含めて全然OKだよ!とのことで、オランダ到着から3日目にして空っぽだった部屋に家具家電が揃いました。

丸いダイニングテーブルはお気に入りの1つ
作りもすごくしっかりしてる
実物もかわいい
黄色いイスは座り心地もよし。

オフィスはアムスとフローニンゲンの2か所だけれど、オランダ国内ならどこにでもお届け可能だそうです。
後日部屋を見に来た大家さんも、ダイニングテーブルをえらく気に入り、息子さんのおかげだと伝えたところ、KeyProも息子もいい仕事をしたなと誇らしげでした。
もう本当にお二方様様です。

オランダ人のエコ意識とサーキュラーエコノミー

従来の大量生産・大量消費を見直すため、オランダでは2050年までにすべての経済活動を循環型経済(サーキュラーエコノミー)にシフトすると発表しています。
実際どんななのかな?と興味を持って入国しましたが、ここまで進んでいるとは思いませんでした。
私たち自身、身軽に生きたいというのもありレンタルを選択したところがありますが、何より使えるものはきちんと使う、無駄を出さない企業の取組みにとても共感しました。
地球にもお財布にも優しい家具レンタル企業KeyPro。家賃高騰と円安の影響をもろに受ける私たち日本人オランダ移住者の強い味方です。

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