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オランダ移住:日本大好きオランダ人

アムステルダムの女性ホテルオーナー

下見の時から感じていたこと。
一部のオランダ人は日本がとてつもなく好きだということ。
アムステルダムのホテルに宿泊した時、チェックインをして私が日本人だとわかるや否や抱きしめて日本についてマシンガントークを繰り出すオランダ人オーナー。彼女は日本の庭が大好きで自宅には石庭があり、アンティークの着物や雑貨を集めるのが趣味だそうで、庭や花、インテリアのことなどたくさんお話をしました。
「それはそうとあなたなぜアムスに来たの?」と聞かれ私のターンに。
私「アムスは友人に会うために寄ったのだけど、実は5月からオランダに住むことになり今回は家探しの下見旅行で来たの。誰か私に家貸してくれる人いない?」
オーナー「えー!それは大変!ちょっと1人ツテがあるから聞いてみるわね!(10分後)私の友人貸してくれるって言ってるけどどうする⁉ひと月2000€だって。でもあなたアムスはやめといたほうがいいわよ。めちゃくちゃbusyだから子供がいる世帯には向かないわ!でも興味あったら言って!」
ということでトントンと家の貸し借りの話になったことがあります。
この家に関しては内覧をしていないし、お友達がどんな方かわからないので何とも言えないですが、日本人って言うだけで興味を持ってくれて手助けしてくれることってすごくあります。それだけ信用してくれて好意を持って接してくれる。ありがたいことだなって思っています。
彼女のホテルは立地も便利で看板猫がいるとてもかわいいホテルなので、アムスにお出かけの際はぜひ利用してみてください。

公園帰りに出会ったおじさま

自宅から歩いて5分の所にある公園からの帰り道。
なにやらバルコニーから声がする。
「モシカシテニホンジンデスカ?」
片言の日本語で話しかけてくれました。
「やばい!日本語しゃべってる!しかも自宅のバルコニーで!これは現実なのか⁉」と大興奮の彼。
聞くとコロナの時に暇すぎて頭を使う言語を学ぼうと思いDuolingoで日本語を勉強し始めたそう。この向学心見倣いたい。
「オランダのことは私が教えるからぜひ自分の日本語の先生になってくれ!」と夫と連絡先を交換し、早速やり取りを始めた模様。
オランダに来て4日目。どんどんと輪が広がっていく。

私たちが住むエリアにはアジア人はあまり見かけない。
フローニンゲンには留学生がいたりと日本人も多数住んでいるけれど、それでも北部のエリアではレアキャラ。
私がオランダに来た頃はこんなに日本人だからと声をかけられたりした思い出はあまりないので、どんどんオランダにも日本のファンが生まれているなととても嬉しくなります。

日本はオワコンなんかじゃない!

日本にいると暗いニュースばかりで、このまま日本にいて大丈夫だろうか?という不安に駆られることすらあると思うけれど、世界の中での日本はまだまだ素晴らしい国なんだと実感できる出来事がとても多く、もっと日本人として胸を張って生きていこうと姿勢を正す日々です。
日本にいると見えないものがある。だからやっぱり一度外に出てみる。
この経験が日本人としてのアイデンティティの育成と強化につながるのかなと感じています。
日本がダメだから海外に行くではなく、海外から日本を見てみる、そんな視点が必要なんじゃないでしょうか。
確かに政治はダメだけど、“日本人”としてはものすごい価値がある。
肯定感ってこういうことだなと実感する日々です。


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