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古本市「本とカレーと珈琲と。」

昨日、桜林茶寮にて行われた
タイトルのイベントに出店しました。

各出店者の古本フリーマーケットは勿論
カレーや珈琲などの飲食、
しおり作りやにじみ絵のWS、
そして色んな本のリーディングと音楽ライブ!
などなど

“知識人たちの遊び”がいっぱいなイベント。


ティカ社のブースについて

僕こと、玉城真理こと、【ティカ社】は
こんなものを出品しておりました
●絵日記トレカ(遊戯王サイズの絵日記)
●新作同人誌「A冥前奏」
●過去に販売していた作品等

※同人誌の内容詳細については、
 後にどこかで公開予定です
→FANBOX にて公開いたしました。

「ここだけコミケになってる!」
といわれた僕のミニブース
叔母に誕生日プレゼントでもらった
うさぎが鎮座する

弘前には初出店ということで。
今回は正直なところ、販売数には期待せず
「無事に出店できたら大成功!」
という気持ちで
参加していました。

しかし…想像より売れてしまった。
いや、とっても有難いことです。

なんやかんや言いつつも
5年以上は色んなイベントに
参加してきた経験に
助けられたように思います。

それから本屋さんとカフェが主催で
お店に惹かれるお客様に
マッチしたイベントの内容だったので、

思考に耽るというか、
そんなことが好きな方々に
僕の絵や日記の内容が
合ってたのかもしれません。

もしくは僕だけ"コミケ"やってたので笑
いい意味で「浮いてた」のが
注目を集めてくれたのかもしれないと
考察してみる。

オタクになりきれず、アートにもなれず、
そんな僕の悲しき塩梅が功を奏しました
…のか?


僕の絵と、大人と、お子様と

まんべんなく色々売れていましたが、
特に「絵日記トレカ」は大人気で
ダンボールのカード販売機を
使ってみたのですが、

これを回してみたくて購入する

絵も可愛くていいじゃん!ってなる

という流れができてました。

小さなお客様は三回も回しに来て下さり、
百円玉を握りしめて駆け寄る姿…あれ
前回のイベントでも似たような光景が…

子供が気に入ってくれた絵日記。
「かわいい!」と嬉しそうだった

けれど、心に重く残ったのは
大きなお客様がたの言葉

ノリとテンションで回してくださったお客様に
届いたトレカ。内容を読むうちに段々静かになり
「いい言葉だね」とつぶやく
こちらを受け取ったお客様は
「今の私に必要な言葉かもしれない」と仰った

日記を読んだお客様の反応は様々だけど
その方の人生の切れ端が垣間見えた気がする。

日記は、僕が自分自身に宛てた手紙だ。
絵は見る人の心に向けた手紙だと思っている。

心を込めて描くのは
届いた人の心を守ってあげてね
と思うから。
おまじないであり、お守りであり、
僕自身の祈りだ。

だから、ひどく扱われたり捨てられたとしても
最悪それでも僕は構わないのだ。
その人には必要なかった、それだけのことで。
失ってしまうのも運命だし、
仕事を終えてくれただけ。

過去に販売したときに、
息子さんを自死で亡くされたお母さまが
受け取ってくれた絵。

皮肉でいっぱいの職場に疲れて、
僕が何気なくお洋服を褒めたことに
驚きながら、喜んでくれた方。

今まで届けられてきた僕の絵は
今どうしているだろうか。

何処かにいても、役目を終えて消えていても
僕たちは、僕たちの仕事を
続けていきたいと思う。



僕の世界と、その仕事仲間たち

今回のお客様で、僕の作品や漫画(Star eateR)を
黙々と読んでくれた方がいた。

「覗くつもりが、だんだんと
 貴方の世界に入っていってしまった。
 このブース自体がもう、貴方の世界だね。」

僕の世界の小さな仕事仲間たちも
お疲れさまだね。


イベントの様子



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