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こだわり結婚式 その1「ダーズンフラワーセレモニー」は想像以上に感動的だった

こんにちは。妻です。
先日、『こだわりを詰め込んだ結婚式を挙げてきました』を投稿しました。

今回はその続編です。
これから結婚式を挙げる予定の方の参考に少しでもなると嬉しいです。

「ゲストの方々におもてなしをして、一緒に楽しい時間を過ごすこと」を一番の目的にし、このご時世のなかで結婚式を行った私たち。

ゲストの方々に楽しんでもらいたいという気持ちから、ゲストに参加してもらう場面をたくさん作りました。テーマは「みんなで一緒に作り上げる結婚式」

今回は「ダーズンフラワーセレモニー」について紹介します。

ダーズンフラワーセレモニーとは?

挙式は人前式にしました。
その中でどうしても行いたかったのが、この「ダーズンフラワーセレモニー」
一般的に知られている「ダーズンローズ」をアレンジして取り入れました。
ゲストの方から、「めっちゃ泣いた場面だった」「ゲストが参加できる挙式ってすごく新鮮だったし、感動的だった」とお声をいただきました。

「ダーズンローズ」とは、挙式で新郎が先に入場する際に、バージンロードを歩きながら、参列しているゲストの代表12名から、1本ずつバラを受け取っていきます。
12名のゲストに託されるバラの花には「愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠・感謝・誠実・幸福・信頼・希望」 と、1本1本に異なった意味が込められています。
新婦が入場したら、12本のバラを束ねた花束を新郎から新婦へ渡します。
新婦は受け取った花束の中から好きな意味の花を一輪選び、新郎の胸ポケットにブートニアとしてプレゼントするというものです。
由来は19世紀のヨーロッパにさかのぼるそうです。
ある男性が彼女の家に向かう道中で道に咲く花を摘み、束にしてプロポーズをしました。その際に女性がブーケから一輪の花を抜き、男性の胸にさして承諾の返事をしたのが始まりと言われています。


この「ダーズンローズ」の流れを参考にしつつも、自分達らしさを入れたいと2人で考えたのが「ダーズンフラワーセレモニー」です。
まず、12本のバラのみではなく、私好みの可愛らしいお花も一緒に束ねてもらいました。
なので、「ダーズンローズ」ならぬ「ダーズンフラワー」

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挙式・披露宴を通して同じブーケを使用する予定だったので、お色直し後のドレスにも合うようにカジュアルな雰囲気にしました。

そして、細かいところでアレンジをしました。
新郎が入場しながらお花を受け取っていくのではなく、ゲストにお花を持ってきていただくスタイルにしました。具体的な流れは下記の通りです。

私たちが実際に行った「ダーズンフラワー」の流れ

①新郎入場
②新婦入場
③司会者よりダーズンフラワーセレモニーの説明
④司会者が12名のゲストの名前を呼び、呼ばれた方はチャペル後方に整列
⑤名前を呼ばれた方から順に新郎新婦の元へ花を渡しに行く
⑥新郎が受け取った花を束ねてブーケにする
⑦新郎が新婦にブーケを渡す
⑧新婦が新郎の胸ポケットにブートニアをさす

新郎新婦、それぞれ入場後、司会の方にダーズンフラワーセレモニーの趣旨を説明してもらいます。その後、事前に選出している12名の名前を呼んでもらい、バージンロードの後方に並んでいただきました。全員が並んだタイミングでスタッフの方から1人ずつにお花を渡してもらいました。

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準備ができたら、司会の方に1人ずつ名前を呼んでもらい、バージンロードを歩いてお花を持ってきてもらいました。
その間に、ゲストの方が持っているお花の意味とその方へのメッセージを司会の方に読んでもらいました。

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無事に新郎がお花を受け取ったら次の方のお名前が呼ばれる、といった流れです。
チャペルの広さの関係で、まず新郎側ゲスト6名に並んでいただき、その後に新婦側ゲスト6名に並んでいただくという形になりました。

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無事に12人の方から受け取ったお花は、一度スタッフの方に預け、形を整えてもらってブーケになりました。

新郎から「これからもよろしくお願いします」の言葉と共に花束を受け取りました。

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そして、私からも「こちらこそよろしくお願いします」の言葉を添えて、ブートニアを胸ポケットに。

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ダーズンフラワーセレモニーでこだわったこと

①それぞれのグループからゲストを選んだこと
本当のことをいうと、その場にいるみなさんにダーズンフラワーをお願いしたかったのですが、12本という決まった本数のため、新郎側、新婦側、それぞれ6名の方に協力をしていただきました。
座っている方にも同じような気持ちになっていただけたら…という考えから、家族、親族、中学校の友人グループ、高校の友人グループ、大学の友人グループと、それぞれつながりのあるグループからお一人ずつ選ばせてもらいました。

座っている方々も、12人のうち、誰かは自分の知っている人が歩いている、となると、少しは参加しているような気持ちになれたのではないかな、と思います。

②メッセージはその方との関係や人柄がわかる内容にしたこと
お花を運んでいるゲストの方に感謝の気持ちを伝えることはもちろんのこと、座って見ている方々にも楽しんでもらいたいと考え、お花を運んでいる方と新郎・新婦との関係や、その方の人柄がわかるようなメッセージを読み上げてもらいました。

【メッセージ例】
 「『尊敬』 マイペースで人を憎まないまっすぐな性格を尊敬しています」
 「『永遠』 小・中・高と本当にたくさんの時間を一緒に過ごしたね。一生の宝物です」 など。
私たちの選んだ式場はバージンロードが短めだったので、メッセージも一言程度にしています。

ダーズンフラワーセレモニーをしてみて

結婚式を振り返った際に、「やってよかった」の一言に尽きる、心に残る演出になりました。

お花を目の前まで持ってきてくださるゲストそれぞれの表情から、様々な思いを感じることができました。
笑顔で持ってきてくれるゲストの方を見ると、私たちも笑顔になるし、涙を堪えながら持ってきてくれるゲストの方を見ると、私たちも涙を堪えるのでいっぱいいっぱいに。
持ってきてもらっている間は、終始胸がいっぱいで、自分達が用意したメッセージを聞く余裕はありませんでしたが、短い時間の中にいろいろな思いがぎゅっと詰まったように感じました。

また、セレモニー中はずっと2人でゲストの方の方を向いて立っていたため、説明の間などには、参列してくださった皆さんの顔をしっかりと見ることができました。
ダーズンフラワーセレモニーがなかったら、きっと挙式中にゆっくり会場全体を見渡せる時間はなかっただろうなと考えると、改めて取り入れてよかったなと思いました。

新婦目線でよかった点も。
通常のダーズンローズだと、新婦入場前に新郎がお花を受け取っているので、新婦・新婦の両親はその様子を見ることができません。今回のような形をとることで、新婦も新婦両親もセレモニーに参加することができました。
一緒にその場の雰囲気を感じ、ゲストの方から直接「おめでとう」と言ってもらうことができて嬉しかったです。

実際に参列してくださったゲストの方からは、
「お母さん(新郎母)が歩いているのを見ると、自分と自分の子供の未来を想像してうるっとした」
「〇〇ちゃんが持って行く姿と読み上げられたメッセージで高校時代を思い出して泣けた」などと言われました。
「まさか自分が呼ばれるとは思ってなくて、完全に気を抜いていたわ」なんていう新郎友人も(笑)
「名前を呼ばれた時は驚いたけど、持って行けてすごく嬉しかった」と新婦友人。
それぞれの目線でさまざまな思いを持ってくださったようでした。

式場の方も、司会の方も、「ゲストの方がバージンロードを歩いてお花を届ける」という形は初めてだったそうです。たくさんの方の協力もあり、ゲストの方々と一緒に大切なシーンを作ることができたのではないかなと思います。

ゲストと一緒に結婚式を作りたいとお考えの方やカジュアルな雰囲気にしたい方、少し変わった挙式をしたい方などにおすすめしたい演出です。

おまけ 〜ブーケについて〜

私たちが使用したブーケは、なじみのある花屋さんにお願いしました。
式場に持ち込んだ形にになります。

・ダーズンフラワーをしようと考えていること
・バラだけではなく、可愛らしいお花を入れたいこと
・白とグリーンをベースに春らしい色にして欲しいこと  をお願いしました。

相談した結果、造花とプリザーブドフラワーで作成していただくことになりました。
ブーケを12本に分けてみるとこんな感じです。

ちゃんとそれぞれに白いバラも入っているのです。
一本一本でも十分華やかな気がします。
これを束ねると、こう!

かわいいブーケに変身!
造花とプリザーブドフラワーでできているので、ずっと残して飾ることができます。
思い出を飾っておきたい派の私には嬉しいポイントです。

実は、依頼した後にいろんな花嫁さんのブーケをInstagramで見て、圧倒的に生花が多いことに気づき、「造花ってどうなのかな…?」「安っぽく見られないかな?」と不安がよぎることがありました。
しかし、限られた予算の中で花の組み方や花材を考えてくださったお花屋さんのおかげで大満足のブーケとなりました。
セレモニーの間、座って見ていた友人曰く、「え、あれ生花じゃないの!?全然造花に見えなかった!」とのこと。

生花でお願いしたい場合は、高砂装花やテーブル装花と同じところに依頼するのが1番安心できそうですね。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
まだまだ結婚式の紹介が続くのでお楽しみに。

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