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No.484|リーダーシップを発揮し、旧態依然とした組織を変えるには?

2024年5月2日 No.484 
当ブログは、ビジネスパーソンに向け、日々働く中で得た気づきについて発信します。
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皆様は会社やチームを変革するときに、どのように進めればよいかイメージがありますでしょうか。

あなたが明日から、自分が会社やチームの変革のリーダーに選ばれたとしたら何から始めてどのように進めていけばよいのでしょうか。

先日、学んだジョン・コッターの変革的リーダーシップ論について、会社の同僚に話していたところ、相当納得していました。


これらのステップについて、私も過去にプロジェクトで参加したある企業のビジョン策定および中期経営計画の策定時に実施したプロセスとほぼ同じでしたので、かなり有効だと思っています。
(というか、当時の上司がこのフレームワークで進めていたんだろうと思われる)

ここの企業さんは、代替わりとともに前経営者の色をなくし、新たな会社経営の色を出していく、ということでうちの会社にプロジェクトを依頼されました。


ネットを見ていると、コッターも当初は以下の順番通りに各プロセスを飛ばさずに実施しないといけないと考えていたようですが、順番は行ったり来たりするというように意見を変えられたようです。


いずれにせよ、各要素は必要になるということですので、以下、変革を求められている場合は参考にしてみてください。

【ジョン・コッターの変革の8ステップ】

  1. 危機意識を高める

  2. 変革推進のためのチームをつくる

  3. 変革のための適切なビジョンと戦略をかかげる

  4. ビジョンを周知徹底する

  5. 従業員の自発的な行動を促す

  6. 短期的な成果を実現する

  7. 成果を生かして、さらなる変革を推進する

  8. 新しい方法を企業文化として定着させる

※出所:『新版グロービスMBAリーダーシップ』(ダイヤモンド社)より作成


簡単に言うと、まずは全員の危機意識を高めたうえで、変革で動きそうな一部メンバーでチームを作り、そのチームでビジョン・戦略を作ったうえで、全社に周知・徹底し、なんとしてでも短期的な成果を実現し、それを広げていく。

短期的な成果までをとにかく何が何でも実現することが大事ですね。
この考え方はリーダーシップを発揮してチームを変革する際に役立つ考え方ですので、詳細は覚えなくとも、こんなのあったなぁくらいで頭の隅っこに入れておいていただくと良いかと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も「即断・即決・即実行」「平均ではなく異常をやり続ける」「わからないからすべてやる」「優柔不断は誤った意思決定よりなお悪い」「手を動かし続ける」でいきます!

●本日のまとめ

・組織やチームを変革する際は、ジョン・コッターの8ステップを考慮したうえで進めると良い。
・特にその中でも、変革できそうな一部の人材でチームを作り、そのチームでビジョン策定をし、短期的な成果を実現するまでやりきらないといけない。

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