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No.116|ファンビジネスの構造的問題について

2023年5月2日 たまちゃんの「いつか何ものかになる道」 No.116
当ブログは、30代後半の元ポンコツのサラリーマンが何ものかに変化変容を果たす過程をリアルに発信します。
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■某有名女性インフルエンサーの珍妙な事件

某有名女性インフルエンサーの方が、ある問題を起こしたというネットの記事を見ました。

きっかけはブロガーということで話題になられたことを考えると、インフルエンサーの第1世代のような感じでしょうか。
少し前だとTwitterやインスタ、今だとTiktokが若年層にとっての主な媒体でしょうから、もはや20代女性からすれば「ブログ?何それ?おじさんおばさんがやってるやつ?」という感じかもしれませんね。

この女性インフルエンサーの方は、炎上発言が多く、某有名AV男優さんと事実婚→離婚(パートナー解消)をされ、とにかく話題を振りまく行動をよくとられてきたようです。
しかし、この度は、今までのように意図したものではなく、悪質かつ珍妙な事件を引き起こされたようです。

ただ、残念なのが、このことが全く話題にならないようで、インフルエンサーとしてすでに寿命を迎えてしまっていると言われているみたいです。
おそらく、当noteを見られている方も、ほとんどの方が事件についてご存じないでしょう。

なお、この方が誰かについては、このnoteの記事で伝えたいことではないため、本気で気になる方以外はそういう方がいるんだな程度で大丈夫です。
今まで知らない方が今更彼女を知ったとしても、人生においてあまりプラスにはなりませんので。

■ファンは自分の年齢の±12歳

さて、何が気になったかと言うと、職業としての”寿命”というものとファンビジネスにおけるターゲットの年齢層について、考えさせられたんですよね。

この女性インフルエンサーの方は多くの書籍を出され、ある界隈では時代の寵児として話題になられていた方です。
全盛期を多少は私も知っているため、現在、インフルエンサーとしての寿命を迎えつつあるという、時の流れの残酷さに衝撃を抱いたんです。

あまりにも気になったので、ランチ後にネット上で記事を見ていますと、ある個人ブログを書かれている方が、彼女がインフルエンサーとしての衰退期を迎えた原因について「年齢が上がったこと」を挙げられていました。

これを見た際に、「なるほどな」と膝を打ったのですが、そこから思考を広げてみました。

インフルエンサーも、わかりやすくいえば男性アイドルや歌手もそうですが、人間である以上、年々歳を取ります。
そして、それはファンも同じです。
年齢を経るごとに、家族の状況・仕事・所得など、ファンの間でも様々な違いが生じてきます。
そのため、20代~30代前半の時とは異なり、彼女が発信することに対して、共感できる人が減ってきていたと考えられます。

前職の船井総研の元社長の小山さんは、「一回り(12歳)以上離れると、共通の話題や常識が大きく異なるようになり、コミュニケーションを図るのが急に難しくなる」ということをおっしゃっていました。
つまり、自分がコミュニケーションを取れるのは自分の年齢±12歳。
コミュニケーションの定義を広げて解釈すると、男性アイドルや歌手がターゲットとするのはそれくらいの年齢層といえるでしょう。
そして、これはインフルエンサーでもそうでしょう。

■ファンも年齢を経ることを忘れてはならない

私だと、26歳~50歳くらいの方とはコミュニケーションが取りやすいということになります。

某女性インフルエンサーの方も私とほぼ年齢が同じようですので、30代後半に差し掛かり、今の20代後半がギリギリ引っかかるくらい。
20代前半からすれば、「だいぶ昔の人」ということになるのでしょう。

3~5年くらい前までは20代前半も±12歳の範囲に入っていたため、学生から社会人になる方が毎年一定数ファンとして流入していたんだろうと思います。

しかし、ここ数年で新たに社会人になる方は±12歳に入らなくなり、新たな入りがなくなった一方で、今までのファンは年齢上昇に伴う各人の置かれた状況の複雑化により、彼女に共感する方が減っていってしまっていた。

という構造的な問題が生じていたのではないかと推察されます。

おそらく肌感覚的にファンの大幅な減少に焦りを感じた彼女は、色々ともがいた結果、失敗が続き、一気に衰退期に突入したのかもしれません。

重要なのは、自分が年齢を経るとファンの方も年齢を経るという事実です。
ファンビジネスだけに関わらず、価値観や考え方に共感をしていただく商売、例えば個人コンサルにおいても同様の事実として考えておく必要があるかもしれません。
将来を考える上で非常に勉強になりました。


最後までお読みいただきありがとうございました。

明日も、「わからないからすべてやる」「せずにはいられない」「それは現状維持バイアスではないか?」を自問自答し、変化変容を目指します!

●本日のまとめ

  • ファンビジネスに加えて、価値観や考え方に共感いただく個人コンサルにおいて自分が年齢を経るとファンの方も年齢を経るという事実を抑えておく必要がある。

  • ファンの年齢層は自分の±12歳である。

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