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No.66|現状維持バイアスをはずす際、パニックゾーン過ぎるとそれはそれでダメ

2023年3月13日 たまちゃんの「いつか何ものかになる道」 No.66
当ブログは、30代後半の元ポンコツのサラリーマンが何ものかに変化変容を果たす過程をリアルに発信します。
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■前職でのブラックな若手時代の話

今日、前職の後輩と数年ぶりにごはんを食べにいきました。

近況の共有のほかにも、昔話に花が咲きました。
忘れていることも結構あるものですね。
パンチの効いたエピソードをたくさん思い出しました。

今考えると当時は業界全体がそうだったですし、社会人でも忙しい会社だとそうでしたが、客観的にみるとブラック企業でしたね。

土日や夜に上司や同僚などから強制的な飲みの電話がかかってくることもありましたし、土日の夕方に業務について上司に電話したこと、大学の友人の結婚式の合間にパソコンで有料記事の配信をしていたこともありました。

忘れていましたが、アルハラもすごかった、と後輩としみじみ話していました。

翌日の勉強会の自分の担当分の資料ができていない状態でしたが、クライアントと上司に明け方まで飲みに連れまわされ、クライアントからもらったタクシーチケットで家の周りを30分くらいぐるぐる回ってもらったこともありました。

おうちに帰って仕事をしないといけないため、少しでも酒を飛ばすのと睡眠をとるために行った苦肉の手法

今考えると、とんでもないバカなことをしていました。

■現在の会社に入社直後に溺れ死にそうに

新卒でしたから、会社や上司の価値観に染まり、それが当たり前と感じていました。
そんな私の人生が大きく変化したのは、今の会社に入ってからです。

最初の配属先の上司(以下、「A上司」)は面接時、ものすごい笑顔で雰囲気の良い方でした。
このチームで働きたいなと思い、入社したわけですが、私の見る目がなかったんでしょう。

A上司によるB先輩へのパワハラ・ロジハラ行為をクライアント先の最寄り駅のタクシー乗り場前で行われているのを入社2週間で4度ほど見て、精神的に参ってしまいました。

B先輩がされていることを自分がされることになるだろうという恐怖です。
少なくとも自分よりもできるB先輩がくそみそ怒られているわけですから。
将来の自分を投影していました。

B先輩に相談し、「続けていく自信がなく、辞めたい」ということを伝えたことで、A上司も慌てることになり、結果としてA上司の業務半分、別のチームの業務半分となりました。
結果として、後者のご縁により、今に至ります。

少なくとも、前職を辞めて今の会社に入社後は、現状維持バイアスが働いていたかと思いますが、それにしてもパニックゾーン過ぎました。
今振り返っても、今の自分でもなかなか厳しすぎる環境です。
嵐が吹きすさぶ中、何も持たずに海に投げ出されておぼれそうになってしまった感じです。

そう考えると、現状維持バイアスを外すうえで、あまりにもパニックゾーン過ぎる環境では溺れ死ぬ可能性があります。

現状維持バイアスを外す環境に飛び込むときは自分がどの程度の深さまでパニックにならずに行けるか、ということも体感的に理解しておく必要がありそうです。

私の場合、上記経験によりやばい空気の感知能力が高まりましたので、その感知能力を信じ、今後も原則として「ハイかYESか喜んで」「わからないからやってみる」で突っ込んでいきます!

ちなみに、A上司はパワハラを繰り返し、その度にチームの規模が小さくなっていきました。
ここ数年はアサインするメンバーもいなかったようですが、先日またパワハラをしてしまい、ついに懲戒系の厳しい処分が下ると耳にしました。(逆によく今まで放置していたなという気もしますが)
これで不幸になる方はいなくなりますので、関係者の方々も胸をなでおろしているそうです。

●本日のまとめ

  • パワハラ・アルハラ・ロジハラなどのハラスメントは避けなければならない。そんなことをされた側はした側を慕っていくことは少ない。短期的には多少成果が出ても、中長期的なマネジメントとしては続かないのだ。

  • 現状維持バイアスを外すときは、思い切って今までとは違う環境に一気にいった方が良いこともあるが、あまりにも違う環境すぎると、適応できなくてパニックに陥ることがある。どの程度がパニックゾーンに近いストレッチゾーンかを見極めることも重要である。

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