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自分の感覚は意外と大事

最近、大学院の研究の作業にいまいち身が入らなくて困っていた。

先週は旅行に行っていたのもあって疲れてるのかな…と思っていたが、何日たっても一向にやる気が湧いてこない。

こないだまで集中して前向きにできていた作業さえも、全然やりたいと思えないし、はじめてみても気が散って30分も持たない。

なんなんだろう…。何かが自分の中で引っかかっている気がする。なんかモヤモヤする。


というわけで、今研究のことで一番モヤってることって何だろね?と自分に問いかけてみた。

そして思い当たったのが、論文を書く見通しが全然立っていないこと。

今、毎日少しずつでも、本や論文を読んで考えたことや、データを見て考えたことを書きためている。それはいい。

でも、それだけでは論文は書けない。

どのトピックに注目してまとめて、どういう雑誌や発表の場に出すのか。それを考えられていないというのが、ちょっとコンプレックスみたいになっていた。

そして、考えられないのは、そもそもどういう場があるのか、漠然としか分かっていないから。

それならば、できることから少しずつということで、いつもの作業はいったん置いて、まずは学会や学術誌の情報を調べて整理することにした。

そしたらいろいろ発見があったし、なにより、ここら辺を目指すといいかなとか、ちょっとモチベーションが上がった。


日々、目の前の作業に集中することで前に進めることもある。

でも、目の前ばかり見ていると、ときどき自分は一体どこにいて、どこに向かっているのか、自分のやっていることの意味が分からなくなる。

だから、ときにはどこを目指すのか、先の見通しを立てようとしてみることも大事。

きっと、そういうタイミングだったんだろう。なんとなーくそんな感じがして、なのにいつものように目の前の作業ばかりするから、モヤモヤして身が入らなかったんじゃないかと思う。


それにしても、自分でもはっきりとは分からない漠然としたモヤモヤって、案外大事なことを伝えようとしていることがある。

だから、なんとなく気が乗らないな…ということがあったら、無視せずに、ちゃんとその感覚をキャッチして向き合うようにしたい。

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