見出し画像

本来の状態を大事にすること。

現代の人たちは、自分の感覚をおろそかにしてしまっていたり、その結果感覚が使えなくなってしまっていたりする。

たとえば、つかれているのに無理しているうちに、麻痺してしまって身体が痛みなどあまり感じなくなるなど。
だけど実際にはつかれているので、限界になってから一気に痛みや問題が出てきたりする。
そういうのは身体がもう限界なのを知らせようとしているのだ。

そこまでではなくても、小さな身体の声を無視するうちになかなかキャッチできなくなっているというのは多い。
私自身そうなっていたこともあったし。
なので、身体を信じましょう、身体の声を聞きましょう、感じるということを取り戻しましょう、というアプローチはすごく好き。

*

先日ひさしぶりに身体性についての話をして、やっぱり身体から考えるっていうのいいなぁと思った。

正直言うと、神経系のこととか身体のこまかなしくみについては、ざっくりとしたイメージとか学んだことそのままの受け売りレベルでしかわからない。
だけど、実際に身体の感じが変わった瞬間とか、そのときのまわりも含めての状態が変わった感覚とかを体験してきて、知っていたら使いやすいものだし使えたらよいものだと思っている。(そもそも使うとかでなく自然にできるものだし。)

人に限らずなんでもなのだけど、「本来の状態」であるのが美しいと思っていて(よい状態であると思っていて)、なので、本来持っている機能とか力とかを発揮できるのがよい。
そういう意味で、人が社会に適応するためにいろいろ学んで身に付けていくのはよいことだと思うけど、そのために本来生まれたときに持っているものや生き物としての機能が失われたり発揮されないのはもったいないとも思っている。

*

私も思考とか習慣とかそういうのに寄りがちなので人のこと言えないのだけど、でもだからこそ、そうでないところへの憧れもある。

本能のままにというのは、理性はたらかせていないようでよくないとされると思うのだけど、でも本能として感じられること自体は大事だと思うんだよね。
生きるために必要だったり、自分が大事にしているところだと思うから。

なので、それをコントロールするかどうかという話であって、本能なり本来の機能や感覚なりを持っていることはすごくいいことで、持っていないなら取り戻せるとよいと思うし、私は取り戻したいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?