見出し画像

朝と夜が溶け合う時間に、朝焼けをながめる

最近、晴れている日は朝焼けを見ることが習慣になっている。

きっかけは、日の出を描いた曲を聴きながら朝焼けをながめたら最高なんじゃないかと思ったこと。大好きなバンドのライブの余韻がものすごくて、それに浸っていてふと思い立った。

早起きをして、なんとなく空が明るくなり始めた時間に、外に出る。秋口だと6時前ぐらい。家が東を向いた坂の上の方にあるので、日の光がさし始めた東の空がきれいに見える。

そして、日の出の音楽をON。朝焼けを見つつ少し歩き、もう少し開けた通りに出ると、さらに広々とした朝焼けが見られる。

最初に見た燃えるような朝焼け

やはり、景色と音楽がめちゃくちゃ合っている。

そして、偶然にも最初にこんなにいい朝焼けを見ることができたことで味をしめ、毎日のように音楽を聴きながら朝焼けをながめるようになった。

毎日見ていると、朝焼けと一言でいっても日によって色々な表情があることに気付かされる。

オレンジ色っぽかったり、ピンク色っぽかったり。光が濃かったり薄めのグラデーションだったり。たぶん、ちょっとした時間の差や、雲の具合なんかによって変わるんだと思う。

こんな感じのもあれば
こんな日もある

別に、なんでもないようなこと。でも、そんな小さなことでも、発見があるとなんだかうれしい。

それから、もう一つ見つけたお気に入り。それが、早めの時間の朝焼け。

東の空は、もうすぐ顔を出す日の光でほんのり明るく染まり始めている。でも、西の空はまだ夜の装いで、月や星が見える。そんな空だ。

以前の記事で、朝でもなく夜でもない、朝と夜の間の時間のことを書いたが、今度は朝でもあり夜でもある時間。朝と夜が共存しているような、溶け合っているような時間。そんなふうに感じた。

▼朝と夜の間の話

この朝でもあり夜でもある時間がとても幻想的で、すっかりとりこになってしまった。今日はあの景色が見られるだろうかと、早起きが楽しみになった。


ちなみに、実は夜明け前の空もとても魅力的。10−11月ぐらいだと5時前後はまだ暗くて、けっこう星がきれいに見えたりする。

すごい早起きして夜明け前の星空を見上げる。しばらくしてから朝と夜の溶け合う時間に日の出をながめる。このコンボを決められると、朝から心がフルにうごいて、ほんとうに最高の気分で一日を迎えることができる。

「早起きは三文の徳」というのは、言い得て妙だと思う。「三文」はほんの100円程度のもの。朝焼けだって、見たところで特に実利にはならないから、三文にも満たないかもしれない。

それでも、そのなんでもないようなことが、わたしにとってはこの上なく幸せなのだ。だからこれからも、そんな朝の「三文」ぐらいの時間を、大事に大事に味わうようにしたいと思う。

この記事が参加している募集

朝のルーティーン

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?