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政府やメディアが言わないPCRの真実

新型コロナの感染(陽性)の有無を確かめる方法は大きく分けて3種類がありますが、今回はこのうちPCR検査についての盲点を記載します。

話題の多いPCR(ポリメラーゼ連鎖反応(Polymerase Chain Reaction)におけるCt値(Threshold Cycle、陽性反応が出るまでの増幅回数)の問題点にフォーカスを当てます。

PCRでは、DNA検体の特定配列を理論上数百万〜数十億倍に増幅させ少量サンプルからその詳細を研究するに十分な量にまで増幅できます。

1983年にキャリー・マリスによって発明され、彼はノーベル賞を受賞しました。

現在もメディア(テレビ、新聞)では新型コロナウイルス(以下、COVID19)感染者が増えていることが話題になっています。

この感染者数の主な指標となっている、PCR検査のCt値を知っていれば報道されている感染者数の裏側に気づきます。

PCR検査陽性判断基準のCt値(Threshold Cycle、陽性反応が出るまでの増幅回数)値は国毎はもちろん、国内でも検査機関によって異なっています。

PCR検査の定量解析は、リアルタイム PCR(RT-PCR) の得意とするところでありますが、陽性、陰性の判定だけの定性的な解析にも使われています。

前述と同様、RT-PCR検査では検体に含まれている極少量のウイルスを1 サイクルごとに DNA が 2 倍、2 倍、・・と指数関数的に増幅し、やがて定常状態に達します。

この検査ではウイルス量=DNA 濃度(実際の増幅産物量)と仮定し、それ蛍光により検出したシグナル強度を判断します。

PCRでは一定の増幅回数を経た後 増幅産物量が蛍光検出できる量に達すると増幅曲線が立ち上がり始め、指数関数的蛍光曲線(シグナル)が上昇した後、定常状態に達します。

PCR反応曲線

ウイルスの量が多ければ、少ないサイクル数で検出ができますし逆にウイルスの量が少なければ、サイクル数は多くなります。従って何回目のサイクルで陽性と陰性の区別の基準が「Ct値(Threshold of Cycle)」になります。


たなみに各国で設定されていCt値は様々で統一されていないので比較します。

日本40〜45

カナダ33~40

ドイツ 37~40

ウルグアイ30~35

アメリカ42~45

 イギリス45

アイルランド40~45

フランス40〜45

スペイン30~35

中国37~40(省により異なる可能性アリ)

韓国37(非確定値)

台湾35

スウェーデン30~35  

ニュージーランド19〜33

これらの数値を見ると、新型コロナウイルス感染が封じ込めができていると言われている国のCt値の傾向は、日本よりも低い事が判ります。

この各国Ct値の違いが、自国出発前、72時間以内のPCR検査陰性の渡航者が日本の空港(関西国際空港)の検疫で、陽性者の集団=クラスターが発生した背景が理解できます。

ウイルスの生存可能性とCt値

それではこのCt値によって問題になっている無症状感染者と言われる事例の他者への感染の可能性について考察します。

一例として3790人分のPCR陽性サンプルを調べ、それらが生存可能なウイルス(量)を保有しているかどうかの報告ではCt値が35を超えるケースは3%でした。従ってCt値35以上だと97%が培養不可能➾増殖不可能です。

また、海外では「Ct値が34以上だと感染性ウイルスを排泄しないと推測できる」という論文も発表されており、アメリカ、イギリスの良心的メディアではPCR陽性者の中で、実際に感染している者は少ないという疑惑が上がっています。

従って、PCR陽性の方が全く他者への感染性がないとは断言できませんが。その確率はメディアで騒いでいる程ではないと感じられました。

今後もPCRのCt値と実際の感染との最新情報を更新していく予定です。

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