ちむ

アラサー社会人兼大学院生 欧米圏留学を計2年、アジア圏インターン・赴任を計1年ほど経て…

ちむ

アラサー社会人兼大学院生 欧米圏留学を計2年、アジア圏インターン・赴任を計1年ほど経て現在産休からの育休中 韓国語と中国語を勉強しています。が、得意だったはずの英語のスキルが滑走下降中なのでまずはこちらから対処しないと… 4月から社会に復帰予定

マガジン

  • The Book Review

    読んだ本に抱いたあれやこれやの感想

  • 見習いせんぎょうしゅふ日記

    海外赴任中に妊娠し、産休にあわせて日本に帰国しました。さしずめ“見習い専業主婦”な日々について、つらつらと書いていこうと思います。

最近の記事

竹内謙礼(2021)深夜残業

年末年始にまとまった時間ができるので、図書館で駆け込み予約&貸出した中の一冊。 とある水産会社の社員が、最近買収した米菓会社に出向して業務改善をはかる話。 上層部は残業を減らしたいのに、それに抵抗する社員という、ありがちっぽい構図を 「あるよね〜〜!!」って感じに書いていてそれなりに面白かったです。 残業を禁止しているのに、こっそり隠れて残業することに情熱を燃やす社員だったり 早く上がれるように、業務時間外に謎のトレーニングをしてて、それサビ残じゃん、みたいな流れだったり

    • 最果タヒ(2017)十代に共感する奴はみんな嘘つき

      最近、詩、というか現代詩的なものに興味があっていろいろ見ていたら どこかで聞き覚えのあった最果さん 私の中ではなぜかイメージが アカデミック・サブカルな益若つばさで固定されてて でもその理由はよくわからなかったのだけれど よくよく考えると作品を読んだことはなかったので読んでみました。 ちょっとうがったものの見方をする高校生の なんてことない日常に立ったちょっとしたさざ波を切り取ったような そんなお話し。 短いのでさくっと読めて ちょっとしたどんでん返しもあって読後感がよ

      • 竹内願人(2012)アンナチュラル―小説・自閉症(上・下)

        昔、石原さとみが主演したドラマで同名の作品がありまして。 特にファンでも何でもないのだけれど(普通に好きです)、図書館でふと見かけたときに何か訴えるものがあったので借りてみました。 この記事を書くにあたって調べたら、ドラマとこの小説はまったく別ものだったと今更気づくが後の祭り、、、 思い立ったが吉日ということで記念すべきマガジンの1作品目として投稿したいと思います。 全体として、自閉症のメカニズムに対する2つの流れを主軸に話が展開するのですが、 自閉症は先天的な脳の機能

        • 家族って

          前回からだいぶあいてしまった。季節もかわってもう秋だ。 最近、夫婦、というか、家族、が危うい。気がする。 子育て自体はだいぶ軌道に乗ってきているのだけれど。 コロナ禍の影響もあって、夫の仕事が相当しんどいらしく、連日帰宅が遅い。 ただでさえ、以前書いたように育休取らない宣言で夫への信頼というか期待を裏切られた気持ちでいたところに、これは堪える。 夫が必ずしも悪いわけでもなく、不可抗力の部分も、あるにはある。 良く言えばお人好しというか、 悪く言えば周りに利用されやすい。

        竹内謙礼(2021)深夜残業

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        • The Book Review
          3本
        • 見習いせんぎょうしゅふ日記
          32本

        記事

          なつかしい歌と幸せな遺伝

          ”里帰り”帰りしてはや2か月。 え、まだ2か月!!!!!! 夫に爆ギレしたり脳内で何度も離婚したり、あまりに辛く当たりすぎて夫に対してすれすれな(というかきっとあればアウトだった)モラハラをしたり夫婦ともども心身を病んだり 時間をちまちまと積み上げて、なんとか大学院に出願してみたり 出産後はじめてひとりで外食してみたり ・・・と紆余曲折ありながらも、 やっと、ほんとうに、すこし落ち着いて育児ができるようになってきた、 気がする。 子も4か月を過ぎて、夜もわりとすんなり、かつ

          なつかしい歌と幸せな遺伝

          110 妻は家庭内託児所じゃない

          久しぶりに夫と口論になった。 実家に未だ滞在中の母子のもとへ、週末だけ“通い育児“している夫。 今週はほとんど在宅ということで、初めて1週間まるっと実家に来ることになった。 のだが。 わたしの両親に子どもの面倒を見てもらい、2人で久しぶりの散歩をしていた時のこと。 夫の育休について話し合った。 夫には、かねてより最低6ヶ月の育休を取得してほしい旨伝えていたのだ。 ようやくするに、夫は、やっぱり、育休をとりたくないらしい。 理由を尋ねたところ、最初は世帯の収入が・・・な

          110 妻は家庭内託児所じゃない

          恋()多き女につける音楽

          わたしの恋愛に対する憧れは、小学生時代に読み込んだ「りぼん」で培われたといっても過言ではない。 なかでも、バイブルは種村有菜先生の「神風怪盗ジャンヌ」。 正直怪盗がどうこうはおいといて、高校生なのに一人暮らししちゃったり、休日にまろんとちーさまがマカロニグラタン一緒に作っちゃったり、学校でも図書館でいちゃいちゃしちゃったり・・・と、わたしのなかで青春≒ジャンヌの世界、として形成されていった。 ああ、はやく高校生になりたい・・・だれかわたしにチェックメイトして・・・ という

          恋()多き女につける音楽

          068 じぶんと他の誰かの人生の両立

          子どもが生まれて、2週間弱経った。 以下、雑感を羅列: ・予定を立てられない→いつ子どもが起きて、おむつを替えたり授乳したりしないといけないか読めない。よって、あらかじめ予定をきめるオンライン授業の受講などが困難。。 ・眠い→3時間くらいはまとまって寝てくれるのでだいぶ助かってはいるのだけれど、やはり眠い。 ・寂しい→コロナ対策ということで、週の半分程度は外へ働きにでないといけない夫とは離れ離れ・・・。かわいい新生児期を一緒に共有できないのがとても寂しいし悲しい。また、終わ

          068 じぶんと他の誰かの人生の両立

          057 日記 こんにちは赤ちゃん

          生まれた。やっと、先日、生まれた。 大望の、赤ちゃんが。 生まれてから、よりいっそう、ことの重大さというか、現状の深刻さに気づかされる。 産院では、 面会条件が、よりいっそう厳しくなり、夫しか訪問できなくなった。ただ、これは現状を鑑みればむしろ緩いくらいの措置かもしれない。 新規患者の受入れを今後どうするかが話されているのを耳にした。 とはいえ、気持ちは高揚して、とても浮かれていた。 嬉しかった、単純に。無事に生まれてきてくれたことがほんとうに嬉しくて、涙がでた。嘘み

          057 日記 こんにちは赤ちゃん

          050 日記 家庭内引越し

          ついに緊急事態宣言発出、ということで、我が家は家庭内引越しをした。 外に出ていく必要がある人は下へ、内にいる人は上へ。 ほんとうに、ほんとうに幸いにも我が家は作りが二世帯住宅だったので、 高リスクの人と、低リスクの人の動線をかなり分けることができるのはありがたいことこの上ない。 これまでお仕事を頑張って立派な家を建ててくれた父(そして支援をしてくれたであろう祖父母)に感謝の念を抱かざるを得ない・・・。 もともと、この実家は弟が生まれる直前に建ったのだけれど 時を超え、孫を

          050 日記 家庭内引越し

          047 母の度量

          土曜の出来事が尾を引いて 天気がイマイチだったこともあり、日曜は一歩も家を出ず、塞ぎ込んでいた。 なんだか父も元気がなくなってしまったようで、弟も気まずいからか部屋から出てこず、実家の中で一家離散状態。 そんな時もどんと構えて、それぞれの構成員をさりげなく気遣う母の度量よ・・・ ずうっとうじうじとしていた私に、「そんなんいつ状況変わるかわからないんだから、臨機応変に対応すれば良いの!ずっとおんなじ状況なんてありえないんだから!ほらお風呂入ってきなさい!!」 なーんてい

          047 母の度量

          045 日記 みじめな気持ち

          コロナコロナコロナってことで、ほーんとに気が滅入っている中 お店に入ったりすることなく、日に2回お散歩したりして気を紛らわしていたんだけど 小池さんが「緊急事態宣言が出たと仮定して」発表をしても 北大の専門家さんが悲痛な叫びをあげても 国の専門家委員が医療崩壊を示唆しても かわらない日常に危機感を抱いて、 両親と話して、まずは通勤が必須である弟と私を完全に家庭内で接触しないようにしよう、となった。 幸い実家のつくりは二世帯だったので、構造上はなんとかやっていける。 と

          045 日記 みじめな気持ち

          043 日記 怒声で目覚めた朝は

          「わあーーーー!!!!」 という自分の叫び声で、今朝は5時に目が覚めた。 なんか文字にすると大したことないんだけど、実際はもっと濁点だらけで、ほんと凄まじかったと思う。 近所の人を起こしていないといいのだけれど。。 小さい頃に、笑いすぎたり、泣いたりして目が覚めたことはあったけど。 怒声で目が覚めるのははじめての経験。 見ていた夢もしっかり覚えていて、子どもが生まれて(現実ではまだ生まれていないのだけど)お出かけをするにあたり、夫が夫の実母に子どもを預ける手配をするはず

          043 日記 怒声で目覚めた朝は

          041 勉強 韓国語の試験勉強をはじめた

          毎日のニュースに、飽き飽きしてきてしまった。 そんななか、志村けんが、亡くなった。衝撃。あっというまに。 個人的には、故人に対してそこまで思い入れはなかったのだけれど。仕事関係で繋がるFacebook上に、インド・フィリピン・中国やミャンマーなどの元日本留学生や日本語学習者たちが哀悼の意を表していて、はじめて、彼の死が大きな損失であったことを知る。 ほんとうに、いつ何があるかわからないな、と思う。 ということで、韓国語の勉強に本腰を入れてみた。 まずは、10月試験でTOP

          041 勉強 韓国語の試験勉強をはじめた

          038 日記 さいごの4人暮らし

          実家周辺も、外出自粛令が出た。 自粛令が出て初めて、ことの重要さを認識した父は、急に朝早くからマスクを探しにいったり消毒液を探しにいったりして逆に家族をはらはらさせる。(どうせないんだから家でおとなしくしていてくれ・・・) 震災の時とかに、高齢男性が外の様子を見にいったり屋根直したり・・・なんてニュースをよくみるけれど、実の父にも似た傾向を感じてそら恐ろしくなってしまった。 30分もたたずに「だめだった〜」なんて言って帰ってきたからよかったけど。 お願いだから妊婦に心配をかけ

          038 日記 さいごの4人暮らし

          037 日記 経歴・資格の棚卸し

          大学の同級生が、新卒から勤めた会社を退職してかねてからの目標を追うべく春から大学院に進学する、という知らせがFacebook越しにあった。 子どもがたしか、2歳か3歳くらい。 そのタイミングで、自分の目標を追うための決断ができるって、すごいなって。 などと、産休中でまだ子を産んでもいないのに驚嘆してしまった。 多少なりとも、勇気が必要だったんじゃないかなあ。 かくゆうわたしは、大学院いくいく詐欺で数年が経とうとしている。 周辺には、「産休+育休中に修士とりたい〜」なんて豪語

          037 日記 経歴・資格の棚卸し