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子育てから解く人生ドリル

子育ては私にとって一生解けないと思うような難解であり、時に感情を嵐のように掻き乱す一筋縄ではいかない問題だ。

でもその難解を問題として眉をひそめるのか、はたまた別の角度から見れば良い側面もあると知っているかではドリルに挑む姿勢や態度は変わってくる。

それに気づいたのは、カウンセリングだった。
人生に対する大きな気づきが子育ての捉え方にも変化をもたらしてくれた。

それは、子育ては大人の親に向けて人生ドリルに必要なメッセージを届けてくれていること。

私の基本的な子育ての考えは、親にして欲しかったことを子供にしてあげたいという、時としてエゴにもなりそうな考え方が軸になっている。

これは表裏一体で、親にして欲しかったことをしてあげたいという思いが強くなり過ぎてしまった結果、そうはいかなかった時の自分への罪悪感が自分を傷つけてしまう場合もあるので気をつけなくてはいけない。

何でもそうだが、今の状態を良くしたいという強い意識は今の状態がよくないという意識も強くしてしまう。

そんな時に息子と触れ合っていると、人間としてまだまだ未熟な状態の子供と私、なんら未熟具合は変わらないんじゃないかと気づく。

時として親は経験値という点から子に教えることで責任を負い、子から親は純粋に瞬間を楽しむという大切さを学ぶ。

お互いに見せ合っている関係で対等なんだ。

子育ての一つの側面として母親が孤独になりやすいという問題はよく聞く。

個と個の間の視野の狭さは親が子を育てているという側面しか見えなくしてしまうからだと思う。

でも実は子は親に沢山のメッセージをくれているんだとしたら?

複雑に考えすぎている日常を柔らかくするようなヒントをくれているとしたら?

親の私が育ててやっているんだなんてそんな小さな側面じゃなくて、私もあなたもお互いに分け合い、学び合い、笑い合い泣いている。

目線を上下に合わすのではなくて、左右、横に見渡してみる時間が日常に一瞬でもできればいいなとつくづく最近思う。

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