作品への強烈なこだわり|西村まさ彦の経歴とは?
役者としてのこだわりが強いことは時に様々ないざこざを生む一方で、納得のいく作品に仕上がった時の完成度の高さはほれぼれするレベルです。そんな役者としてのこだわりを感じさせるのが西村まさ彦さんです。
西村まさ彦の経歴
西村まさ彦さんは1960年12月12日生まれで現在61歳です。富山県出身の西村まさ彦さんは地元の高校を卒業すると、演劇の道に進み、当時東京サンシャインボーイズを展開していた三谷幸喜さんに出会います。そこで三谷幸喜さんに認められ、多くの作品に参加します。
大ヒットを飛ばしたドラマ「振り返れば奴がいる」では、最後に主人公をナイフで刺す役を務め、古畑任三郎では何かと憎めない今泉慎太郎役を熱演。三谷作品では舞台版「笑の大学」や映画「ラヂオの時間」など存在感がある役を務めあげ、読売演劇大賞最優秀作品賞や日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞します。
それまで本名である西村雅彦としてドラマに出ていた中で、30周年をきっかけに西村まさ彦に改名。その後も怪しい役などを中心にこなし、今に至ります。
作品へのこだわりが強く
キャリアとしてはこれ以上ないキャリアを重ね、古畑任三郎シリーズはいまだに人気が衰えず、今泉の役は当たり役だったと誰もが認める西村まさ彦さん。しかし、ドジな演技より、シリアスな演技が得意というのが当初からの評判で、何かと作品へのこだわりが強いのが西村まさ彦さんの強みであり、マイナスに働くことも。
例えば、スタッフを含めて全体で演技を作っていこう、盛り立てていこうとする現場において、自らのペースが演技に入っていくなど、それ自体は別に悪いことではないものの、ゲストとして入る以上は合わせてほしいと思われることもあった様子。
お互いがプロであり、自分のやり方でここまでやって、結果も出してきたという互いの自負がぶつかり合うこともあり、それでうまくいかないこともあるようです。
地元の子どもたちに演技を教える
演出に対するこだわりが強い西村まさ彦さんですが、2016年から地元富山のラジオ局で「西村まさ彦のドラマチックな課外授業」をスタートします。西村まさ彦さんがプロデューサーとなり、地元の中学生を集めて演技指導を行い、実際に中学生が演じるという内容です。
4週15回のシリーズで放送され、演出全てを西村まさ彦さんが担当。他にはない面白い試みとあって、人気は上々。西村まさ彦さんのこだわりがプラスに働いている番組と言えるでしょう。
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