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物語はすぐそこにある

多くの人が物語の創作を楽しむにはどうすればいいか。

それには、ハードルをなるべく下げることだと思う。

物語を創ると言うと、難しく感じると思う人が大半だろう。

でも、物語にも様々ある。

120分の大作アクション映画もあれば、

1話10分もない、サザエさんのような話もある。

要はいきなり大きい物を創ろうとするから大変なのだ。
まずは小さいところから、どこかに買い物に行って帰ってくる、それだけの話でもいい。

おもしろければいいのだ。

そして、おもしろさにも色々ある。
これも難しく考える必要はない。

去年、話題になったスーパーマリオの映画だが、

これ、いわゆる映画評論家にはあまり評価が高くなく、でも一般には評価の高い作品なのだが、

なぜ、そうなったのか。
何となく分かる。

この映画、意外な展開は一つもないからだ。
つまり、

どうなるの?どうなるの?・・・・そうきたかああッ!!

みたいなことは一切ない。何千何万と映画を見てきた評論家には物足りないのは確かだろう。

その代わり、この映画はマリオファンが見れば、

そうそう!これこれ!

となる映画なのだ。

「映画」としては点数は低いかもしれないが、「マリオ作品」としては高得点なわけだ。

つまり、おもしろい物語とは、
これまで誰も見たことない斬新なアイデアや仕掛けが入っている物でなくてもいい。

ベッタベタでもいいのだ。
とにかく、自分がおもしろいと思ったことを組み立てていけばいい。

創作なんて、それくらいの気持ちでやればいいのだ。

おもしろいと思った物を組み立てて、キレイな形になればそれでよし。

変な形になったら、それはそれで笑えばいい。

創ることを楽しもう。それが第一だ。
心のおもむくままに物語の世界を歩いてみよう。

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