旅は家連れ
もう10年くらい前になるか、一度だけサンライズ出雲に乗って、東京から出雲に旅行に行ったことがある。
出雲が目的というのもあるが、半分以上はこのサンライズ出雲に乗るのが目的だった。
旅が好き・・・というわけでもない。
電車が好き・・・というわけでもない。
子供の頃から一度寝台列車というものに乗ってみたかったのだ。
たぶんその憧れの始まりはこれだ。
ドラえもんの道具の、「ブルートレインセット」
自分の家がそのまま列車になって走る。この時、他の家などの障害物はすり抜ける。
この話の、このコマに子供の頃憧れたから、寝台列車に乗りたいと思った。
どういうわけか子供の頃から、寝台列車というより、生活空間が移動するというところに大きなロマンを感じていた。だから、
寝台列車。
キャンピングカー。
豪華客船。
などなどにも、ロマンを感じる。
あとはゲームで言えば、ドラゴンクエストの馬車とか、ファイナルファンタジーの飛空艇
あたりだろうか。
車や船や列車の中に、自分の部屋があって、机や本棚やベッドがある。
そして、窓の外を見ると流れていく景色。
ワクワクする光景だ。
別にどこか目的地があるわけでもない。
この移動しているところがいいのだ。
何でこんなにも移動する生活空間にワクワクするのだろうか。
普段とは違う景色が見たい。でも、慣れ親しんだ空間は出たくないという、
究極のワガママ、出不精。
なのかもしれない。
それとも、やはり日常ではありえない物語がありそうだからロマンを感じるのだろうか。
まあ、今すぐにできることは、Youtubeで車窓動画を流しながら作業をすることくらいだが。
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