歳は忘れた方がいい
これは老人に関する話だが、ある程度の年齢になった全ての世代に通じる話だと思う。
よく、「人生の中で、今が一番若い」と言われるが、まさにその通りだ。
いや、むしろ今自分が何歳かなんてことも、本当は考える必要なんてないのかもしれない。
年相応の食事だとか、ファッションだとか、どこの誰が決めたか分からないが、一応基準ぽいものが年齢にはある。
だが、今これくらいの歳だから、これをした方がいいとか考えるのは、
果たして、自分の意志なのか、それとも世間と言うか、社会と言うか、そういう自分以外のものに従っているのか、分からなくなる可能性がある。
それならば、一度自分の歳というものを完全に忘れてしまうのも手かもしれない。
そうすれば、年齢を理由に新しいことを始めることに躊躇うことも減るだろう。
何を食べ、何を飲み、どんな活動をするのかは、自分の体に任せればいい。
ただ、そのためには体が何を求めているのか、心を落ち着けて耳を傾けなければいけないだろう。
必ず人はいつか死ぬ。
そして、それはいつかは天しかしらない。
もし自分がいつ死ぬか分かっていたら、
例えば、90才で死ぬと分かっていれば、後何年だから、それまでにアレをやって、コレをやって・・・
と、考えながら行動することもできるが、
現実はそうではない。
今、特に健康上何も問題は無いし、お金もちゃんとあるから、まあ大丈夫だろうなんて思っていても、
明日、交通事故で死なない保障なんてどこにもない。
だとしたら、今自分は何歳かとか、気にする必要はないかもしれない。
大切なのは、今自分は何をしたいのか。
どう生きたいのか。
どんな心持ちで歩いて行きたいのかを考えることなのだ。
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