全ては完璧すぎている
https://president.jp/articles/-/82387
梅雨の時期になるとよく出てくるお話。
低気圧だと頭痛がする。
お日様に当たる時間が多いとセロトニンが分泌されやすい。
天気というのは人間の健康と密接に関わっていることは昔からよく言われている。
そしてそれは天候だけではない。
全ては繋がっているのだ。
小学生の頃、親や先生に言われたことが、
中学生の頃の友だちとの会話に繋がっているし、
中学生の頃に本屋で見かけた本のタイトルが、
大学生の頃の恋愛に繋がっていることもある。
風が吹けば桶屋が儲かるし、地球のどこかで蝶が羽ばたけば、その地球の裏側では竜巻が起きる。
全ては繋がっている。
だから、もしあなたが今、落ち込んでいたとしても、自分が悪いんだと責めていたとしても、
それは、
小学生の頃のあのことと繋がっているし、
中学生の頃のあのことと繋がっているし、
高校生の頃のあのことと繋がっているし、
読んだ本、見たテレビ、映画、ドラマ、
これまでに行った場所、食べた物、
会った人、会わなかった人、
何気ない日常から、一度きりの非日常、
そして、今日の気温や湿度、
あらゆる全てが組み合わさった結果、完璧な状態で「今」が現れている。
だから、今あなたの身に起こっていることを、自分一人だけによる問題だなんて考えることは、
あまりにも自分を大きく見過ぎだ。
今日あなたのことを怒った人がいたとして、それはあなたが悪いところもあったかもしれないけど、
あなたのこと怒った人もまた、これまでの全てが完璧に組み合わさったから、怒りが出てきたのだ。
それ以外のことなんて起こりようが無かった。
それが起きるべくして起こったのだ。
世の中のニュースを少し違った視点で観てみよう。
喜ばしいニュースも悲しいニュースも、
なぜそれが起こったのかを、善悪や好き嫌いを抜きにして原因を探っていくと、
たぶん、どこまでも過去に遡れてしまうのだ。
１０年、２０年どころの話ではない。
もっともっと昔まで原因は繋がっている。
だから、今、自分がどんな状態だろうとも、あまり重く考えすぎなさんな。
ただ完璧に全てが現れているだけなのだから。
そして、これからも起こることが起こるように起こっていくのだ。
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