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心の温度は何℃?
心に受けるショックの大きさ。
これは外側から来るものだから、どうしようもないと思いがちだが、
その大きさは自分で決めている。
実際の、熱い物を触って思わず手を引っ込めた。
その時の温度が100℃だとしたら、それは1日経とうが1年経とうが100℃だ。
1年後に、あの時触ったアレ、実は20℃くらいだったんじゃないか?
なんてことにはならない。
だけど心が受けるショックは違う。
何か自分の身に降りかかって、それがまるで100℃の熱湯でも浴びせられたかのように苦しく辛い思いをした。
だけど、少し時間が経ってから考え直してみたら、それほど大したことでもなかったかもしれないな、と思ったことは誰にしもあったことだと思う。
心に受ける衝撃は、その時自分で決めているのだ。
勝手に心に来る衝撃を自分で増幅していないだろうか。
相手が自分に対して何かを言った。
それは、自分を否定するとても重く攻撃的な言葉だと、勝手に自分で決めていないだろうか。
よくよく聞いてみれば、それはただの声であり音だ。
その時の相手の気持ちは、相手のものであって、自分のものではない。
言葉と一緒に相手の感情まで受け取ってしまうから、よりショックを大きく感じてしまうのだ。
ガラスとか危険物を触る時には人は軍手をしたりする。
寒ければ、一枚多く着こむ。
こんなふうに、体のことは大切に守ってやるのだから、心も同じ様に守ってやらなくてはならないのだ。
心に来る衝撃に対して無防備ではいけない。
衝撃を受けて傷ついて、時間に任せて治すのではなく、
その瞬間瞬間、体を怪我や病気から守るように、心も守ってやらないといけないのだ。
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