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『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』 はどういうプレイヤー向きなのか疑問になった話

どうも、5月12日に向けてテンションをあげている、流-ながる-です。
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のトレーラーで空に浮かぶ建造物を見てから「スカイウォードソード」のことを回顧しております。

しかしまあ「テレビゲーム総選挙」で1位も獲得した「ブレスオブザワイルド」と比べるとプレイヤーの数は少ないかなぁという感じです。これ"あるある"かはわかりませんが、「ブレスオブザワイルド」を発売日に買って遊んでいたら、普段はゼルダシリーズをやらない家族がなんと「ブレスオブザワイルド」は興味持って遊ぶなんてことがありました。ゼルダの話をいろいろと出来てそれはもう楽しかったです。で、いざ「スカイウォードソード」を買った時は? やらなかったですねぇ。寂しいですね。

それぐらい”ブレワイ”は凄い

でもでも! ゼルダシリーズが好きな自分としては「他のシリーズにも興味を持ってほしい!」という思いがあります。
とはいえ、ゼルダシリーズを全て遊んだことはないので、デカいことは言えません。「スカイウォードソード」は"ブレワイ"の後に発売された作品のひとつです。元々は2011年に発売された作品のHDリマスター版という立ち位置で、本当のところは"ブレワイ"よりは前の作品なのですが、この作品をどう捉えようかとふと思ったのです。今回はシナリオについて考えてみました。

操作についてまとめた記事は以下、そっちが興味あるって方はこちらへどうぞ。

おすすめとしてはシナリオは欠かせないけど、語れないというジレンマ

ネタバレはしないです。そんなもったいないことはしないですね。では、シナリオをテーマにしてどう語るかって話になるのですが、"ブレワイ"プレイヤーは多いのでそちらをプレイ済みという方や、『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでリンクやゼルダを知っているという方向けということにしますね。

ところでこのシリーズのタイトル、ご存じでしょうか。ゼルダ、ゼルダって言ってしまいがちですが、ゼルダは人の名前で重要なのはそっちではなく、『ゼルダの伝説』ってことで"伝説"なのです。

おとぎ話というよりは、神話に近いというか。「スカイウォードソード」は特にその色が強いなと思っています。『ゼルダの伝説』シリーズは時系列があってそれとなく歴史が繋がっている、繋がっているけど過去の作品を知らなくても十分に楽しめるシリーズです。過去の作品を知っていると味わえる感動は、それまでシリーズを遊んできたプレイヤーへのちょっとしたご褒美といった感じ。

個人的に好きだなと思ったポイントをふまえてお話ししますと、古事記だとか世界の神話だとかにありがちなものが出てきます。「スカイウォードソード」というタイトルから言わせてもらうと、こんな感じ。

なぜ"マスターソード"は"マスターソード"と呼ぶのか

古事記で言うと草薙剣はなぜ草薙剣と呼ぶのか、みたいなものです。草薙剣については、ある昔の英雄がその剣で草を薙ぎ払い命の危機を脱したからですね(いろいろな説があるので絶対こうだとは言えませんが)。そんなふうに今までの『ゼルダの伝説』シリーズで当たり前に出てきた地名やモノの名前がなぜその名前が伝わっているのかというものがそれとなくわかるということがいくつかあります。これが面白い。けど知らないからといってシナリオが理解できないということではない。

発売前の見どころって発売されてしまうとあまり語られませんが、「スカイウォードソード」は『ゼルダの伝説』シリーズでも圧倒的存在感を持つ"マスターソード”の物語としてPRされていました。でも剣だけではないですね。今までのゼルダに登場した、あれや、これやが元々何であったのかみたいなことがふんわりと見えてくるって感じです。

マスターソードに愛着のある方におすすめかな?

そういう結論になりました。ちょっとここからは思い出話になりますが、自分はじめ『ゼルダの伝説』シリーズって憧れるけど、どこか怖いゲームだと思っていました。小学生ぐらいの時に発売されたのが「時のオカリナ」「ムジュラの仮面」だったのです。怖かったんですよ。今となってはホラーなんて思わないですが、小学生の自分は「ホラーのゲームだ」なんて思っていました。
そんな自分にとってバンと門が開いたのは「風のタクト」でした。アニメを見ているかのようなグラフィック、何より画面が明るい。怖いなって思っていた自分みたいな人に手を差し伸べてくれたような気がします。
「スカイウォードソード」もまたそれに近いものを感じます。画面がシリーズの中でもカラフルで明るいです。ゼルダシリーズの時系列でも古い時代の物語というちょっと遠い話、昔話っていうイメージがあったのをぐっと身近にしてくれたなと思いました。

私見ですが、はじめてのゼルダにするよりは、ゼルダシリーズをある程度知ってからのほうが良いかなという感じです。この作品シリーズ25周年記念の作品なんですよね。つまり今まで遊んできたファンへのサービスも意識されていると思われます。そのほうが「お?」という気づきを味わえるんです。だからといってそれまでの作品全部しないといけないってことはないといったラインですね。

やったことない人にとっては「はじめての物語」になるし、やったことある人には「はじまりの物語」になる

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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