GW最終日を前に
迎えたGW後半戦。平日中は仕事をしていたものの、通常業務よりもゆったりと時間が流れ、普段は会えない方や新しい出会いもありながら、充実した1週間となった。
先週に続き、意識しなければ右から左に流れてしまう出会いに敏感になりながら、記録していきたい。
4月のGWでボランティアが終わり、5月に入ってからは存分に写真祭を楽しませてもらっている。自身もわずかではあるがスタッフで参加したからこそ、当事者意識も生まれ、より貪欲に作品から学ぼうという変化が現れた。
二条城で見た「種」の世界は神秘的で、世界の見え方がまた変わった瞬間だった。面白いもので、この変化に目が行くと、これまで全く興味がなかった「作物」を育てるプロセスに興味が湧き、早速近くのホームセンターを物色する予定を立てている。親戚の方が家庭菜園に力を入れていることも分かり、大先輩として頼もしい。
GWライブ2本目は「DIR EN GREY」。エモいセトリで、泣けた。以前の「mode of GAUZE」は2014年。社会人になって、なんとなく分かった気になりつつ、学生時代の気心知れた友人たちと存分に羽を伸ばして見た記憶がある。遥か昔のように感じるが、10年しか時が経っていないと思うと不思議な感じだが、この作品を世に再定義している「今」の「DIR EN GREY」を思い出深い京都で見れることに意義がある。しかも、その近くに実際に住んでいるわけで、人生どうなるわからない、と、本当に思う。
国際問題についても、改めて考えさせられた。バイアスまみれの情報や、ちょっとニュースで聞きかじっただけで知った気になっていた問題。今も戦っている人たちがいて、ムーブメントがあり、世界は変化し続けている。自分事にしすぎてもしんどいけど、同じ地球にいる人間として最低限知っておかなければいけないことのように思う。
村上隆のすごさを体感しながら、この作品を見る前にオッペンハイマーを見ておいて良かったという気にさせてくれた展示の数々。展示を共にした友人にまず案内をすることで、自身の学習も深まる。対話を通じて、より考えさせられる。これが、写真祭の醍醐味であり、目的でもあるように感じる。
サッセンのヴェルサイユ宮殿に関する展示を見たときにも学習の効用を感じた。年明け、ナポレオンの映画を見てフランスの歴史を垣間見たが、自身が持っている知識と展示が見せようとしているところがリンクすると、見たときの感じ方が変わる。これが「鑑賞」する醍醐味の一つなのかもしれない。
6年前、縁あって訪れた吉田寮にも足を運び再訪することが出来た。写真祭のおかげで、普段入りにくいところにも足を運べるのは有難い。
ずっと気になっていた「午前十時の映画祭」を訪れるきっかけになったのは「ティファニーで朝食を」だった。映画館は満席。どんどん映画好きも加速していき、日々、人生が豊かになっているのを感じる。
また、展示や映画との出会いだけでなく、多くの人との出会いがあり、それは良い「始まり」にも繋がりそうなものも多かった。京都で生活を始めて2年、色々少しずつ動かし始めることが出来ている感覚がある。日々をより豊かにするために何ができるか。それは、自分の人生だけではなく、世の中、という視点で考えたときに、どうしていくべきか。
5月~6月はゆっくり時間が取れそうなので、色々落ち着いて考えてみたい。
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