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今週出会ったモノ・ヒト・コトの記録

都市で暮らすことの魅力として、多くのモノやヒト・コトとの出会いがある。とはいえ、一つ一つの出会いは、意識しなければ右から左に流れていき、いつしか何も感じなくなり、それが当たり前になってしまう。

すべての情報がスマホを介して手のひらの中にある時代になり、それよりも、自分にもたらされた一つ一つの出会いから何を気づくか、学ぶか。もはや作り出す文章やユーモアセンス、レスポンス含めてAIに勝てないのは自明なわけで、それよりも一人ひとりが何の問いを立てるか?世界の何を感じ取って、今の時代にはない、新しい解決策を生み出すのか?どうやって人を巻き込み、少しでも良い世の中にしていくのか?人のそんな飽くなき探求や取り組みに、非常に興味は尽きない。

自分はそんな一つ一つの出会いに敏感になり、右から左に流さず、真摯に向き合うことで何かを見出したい、そんなことを今は考えている。今週は、色々感情の起伏が大きい1週間だった。

ここ最近の無我夢中で集中できていない状態を終えて、エネルギーが満ちてきて、新たに何かを前向きに仕掛けたくなっている自分に気付く。

15周年のa flood of circle。50周年の磔磔。ここまで来ても未来はちゃんと闇の中。素晴らしい。磔磔で歌ってきた伝説のバンドたちを前に、まだまだ偽物と頭を垂れる最高にかっこいいバンド。一生ついていきたい。

今週はDIR EN GREYの楽曲も発売された。ちょうどGWに京都に来てくれる。こんな嬉しいタイミングがあるだろうか。人生を共にしている感じがして、本当に嬉しい。出会ってから、ずっと新しい姿を見せてくれて、ワクワクさせてくれるバンドも珍しい。好きになって20年以上が経つ。もう、自分の人生の半分以上を共にしている。

村上隆と山田五郎の対談イベントも良かった。なんとなく、体制に中指立てるような表現や動き方を好いてしまう自分にとって、非常に興味深く聞くことが出来た対談だった。山田五郎がこんなにYoutubeチャンネルを成長させているとは知らなかった。ちょうどKYOTOGRAPHIEを通じてアートに向き合う時間が長くなるGW、日本における芸術についての歴史や今後について基礎知識としてインプットしてもらえる貴重な機会になった。Youtubeもっと見たい。

蚤の市も来ていた。掘り出し物を見つけつつ、まさかライブまで見れるとは思わなかった。つじあやのさん、京都在住、歌声に癒やされる人、多数。

いつも刺激を受けまくっている高校のクラスメイトの展示が京都で開催。こちらも京都にて。都内の至る所や、神奈川でもみた展示が、京都でも見れるのは有り難かった。今後の創作活動にも刺激を受け続けるのだろうな。今年、お互い35歳。なんとか生き延びたい。

非常に実験的なイベントにも立ち会うことが出来た。場所は三条の有名な安藤忠雄建築。なんとも粋なスペースの活用だ。主催者とも友人が話すキッカケを作ってくれ、非常に思い出深い夜になった。軽い気持ちでボランティアに参加したが、刺激になる出会いもあり、みんな精一杯生きているんだなと感じることが出来た。画面ばかり見て、モヤモヤ悩んでいたここ数年が嘘のように、世界は動いている。当たり前だけど、そんな躍動を感じることが出来た夜だった。

本田Qさんに出会って始まったGWだった。

又吉さんも訪れた旧友が主催していた嵐山の展示にも来訪。椅子職人の職人芸に感服しながら、自分には何が出来るのだろうと考える。最高の体験になった。

なんとも素敵な風景である。手前は、小倉あん発祥の畑。
ふとした瞬間に歴史に触れることができるのが、京都の醍醐味

今週、最後に出会ったのはBirdheadという現代アーティスト。上海を拠点にしているアーティストで、空間を贅沢に使った素敵な作品群だった。良い環境でボランティアさせていただき、良い思い出となった。

さすがに動き疲れたが、明日も祝日でホッとする。そんな疲れを癒やしてくれるのが帰り道の鴨川だ。いよいよ床も出始め、1年で1番好きな季節が始まる。

自分の中で、覚悟を決め「移行期」と定めた2024年、なんだか慌ただしく4月が終わろうとしている。5月も慌ただしく過ぎ、あっという間に夏になりそうだ。この移行期をしっかりと過ごすことが、なんとなく今、自分にとって大事なことと直感している。この感覚は、きっと自分だけのオリジナルだ。大切にしたい。

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