住んでいる場所は、作品に影響する?
自分の作品って、今住んでいる場所の影響をどれくらい受けているんだろう?
今日、散歩していて、ふとそんなことを思いました。
(だいたい思いつくのは散歩中か、運転中かお風呂なんです)
個人的には、けっこう影響を受けていると感じます。
しかも、無意識に。
僕が住んでいるのは、北海道の海沿いの田舎町。
アトリエからは海が見えて毎日夕日が沈みます。
冬はいつも風が強く猛吹雪でホワイトアウト
こんな環境です。
だからなのかは分かりませんが、自分の作品には海と雪のイメージが多い気がします。特に、自主制作で多い。
その場所だから生まれる作品がある
例えば、雪の降る地域に住んでいないと描けない作品って、あると思います。
雪っていろんな色があるんです。
真っ白な雪、ちょっと青い雪、茶色い雪、黄色く光ってみえる雪、いろんな表情を持っている。
こういうということって、雪国に住んでなかったらわからない。
でも、こういう肌感覚が、絵に説得力を与えてくれると感じます。
自分が住んでいる環境をモチーフに選ぶことは、結果的に説得力のある作品を描くことにつながるのかもしれません。
そして、身近だから、ついモチーフに選びやすいんですよね。
一石二鳥ですね…!🤔
強烈な記憶も、魅力につながる
ああ、でも!
もちろん、雪が降らない地域の方が雪の絵を描いてもいい作品にならない、とかじゃないですからね!
雪が降らない地域の方が描く雪の絵には「憧れ」という感情が乗るかもしれないですし、滅多に降らないからこそ、強烈な印象として記憶に残るかもしれない。
そういう印象的な記憶が、作品の魅力につながる場合もあります。
大切なのは、その作品(モチーフ)に作者がどんな感情を乗せられるかという部分。
なので、雪の絵を描くなら雪国に住むべき、というわけではないです。
でも、 間違いなく、自分の住んでいる場所というものは、 いろんな面で作品に影響を与えてくれているんじゃないかなと思います。しかも、かなり無意識に。
地域×自分=オリジナル
今回は、自分の住む地域の「雪」を例に挙げてお話ししましたが、きっとこれを読んでくださった皆さんの住んでいる場所だからこそ、生み出せる作品もあるはずです。
もちろん、環境は一つの要因でしかありませんが、今の自分を構成する大事な要素でもあります。
住んでいる地域×自分の経験
で生み出される作品は、きっと自分だけのオリジナルです。
制作に迷ったときは、自分の今いる環境から生み出せる作品はないかな?
と考えてみるのも、いいかもしれません。
ということで、本日も素敵な1日を!
TAKUYA YONEZAWA
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