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韓国大学院留学:そもそもなぜ韓国の大学院に留学したのか?

これまで、10以上の記事を投稿してきたと思いますが、そもそもなぜ韓国の大学院に進学したのかについて書いてなかったなと、いまさら思い出しました。

そこで本稿では、なぜ私が英語圏の大学院ではなく、韓国の大学院に進学したのかについて書き記したいなと思います。

(長文になるので、見たいところだけ見ていただければと思います。)

韓国の大学院に進学した理由は大きく分けて次の3つになります。

 英語で学びたかった
ー 将来を見据えて海外で生活したかった
ー 金銭的な理由


この3つの理由を以下でそれぞれ説明していきたいと思います。

○そもそも。。。

そもそも私が大学院に進学した理由は大学生時代に思い描いた将来像には大学院への進学が必要条件だったからです。

ー 将来的に国際的な機関で働きたい
ー 学問の世界に残り研究者になりたい

これが私の大学生時代に思い描いた将来のキャリアパスでした。

言わずもがな、研究者の道に進むためには大学院で学びを深め、その道の専門家にならなければいけません。

また、国際的な機関で働くためには最低でも従事したい国際機関と関連した分野で修士号を取得していなければいけません。

私が学問的な興味を持っていたのは移民の生活、そして移民に関わる政策でした。そして、私が将来的に組織の一員として働きたいと思っていたのは国際移住機関(International Organization for Migration)です。

これらの理由により、私は移民関連について学べる大学院に進学することを決意しました。
(なぜIOMで働きたいと思ったのかについては別の記事で書きたいと思います。)

では、私はどのような未来を達成したいのか?
私の掲げるミッションとはなんだたのか?

私は、
ー 国籍であったり、民族といったタグによって差別される世界から、そのようなタグによって人が判断されない世界に変えたい。
ー 様々な文化を尊重できる世界創りに貢献したい。



一つ目に関しては、
研究者としては、世界に研究結果を発信することによって
国際機関のメンバーとして、実際に移民に関わることによって

二つ目に関してはまだ考え中ですが、なんらかの方法で取り組みたいと考えています。

(と言いつつも、大学院で学び始めて以降私の掲げるミッションは少しずつ変わってきています。これについてはまた別の記事で書きたいと思います。)

順番が逆になったような気もしますが、私が大学院へ進学するモチベーションにはこのような背景がありました。


○ではなぜ日本の大学院ではなかったのか?

日本の大学院ではなかった理由はズバリ英語で学びたかったから。

国際機関で働くためには、英語でのスムーズな意思伝達ができる必要があります。

日本の大学院で学ぶほとんどの場合、日本語で学問を学ぶことになります。
そのため、将来的には学んだことをまた英語で学び直す必要があります。

もちろん日本語で学んだ方が知識の吸収率がいいとは思います。
しかし、将来的に英語だけの環境だけで働ける力をつけるためにはできるだけ若いうちから高負荷に耐えれる力をつけておかなければいけないと考えました。
そのため、将来を見据えて英語で学べる大学院を目指しました。


とはいうものの、ネットで探せば日本でも英語で授業を受けることができる大学院はもちろんのこと出てきます。

ここで登場するのが第二の理由

”将来を見据えて海外で生活したかった”

私は、大学生時代にニュージーランドに1ヶ月の語学留学に行きましたが、まともな長期留学には行っていません。
そのため私は海外に長期滞在した経験がありません。

これに対して国連機関で働くことを想定した場合、海外で長期間滞在もあり得ると思います。そのため、大学院のうちに海外で長期間滞在できるのか私自信が知る必要があると感じました。
(これに加えて、世界をまたいで働きたいと言ってるのに、日本しか知らないのことは少し矛盾を感じていたこと。また、将来一般企業に努める道を選んだとしても、その時に自信を持って海外で駐在ができるということを示すという意味もありました。)

これらの理由によって私は、海外の大学院に進学することを目指しました。


○なぜ、韓国の大学んであったのか?

私が韓国の大学院を選んだ最大の理由はいくつもありますが、その中でも大きな理由はおかねです。

お金は大切です。
授業料はバカになりません。

他の先進国の授業料はとても高くて、とても手が届きません。

JASSOなどの奨学金を取ればいいのでは?

というご意見があるかもしれませんが、取れなかったときの怖さと言ったら。。。

そこで白羽の矢が立ったのが韓国でした。
韓国の授業料は日本の授業料の1.5倍くらいと高いですが、他の先進国と比較した場合、安くすみます。(と言っても生活費と学費をこみこみで考えると2年間で500万円前後かかります。やりたいことをやらせてくれた両親に感謝しかない。)

と、ここで海外大学院について詳しい人は500万円前後なら、イギリスで修士課程進むのと変わらないのではないか?

というツッコミをされるかもしれません。

確かにそうです。
イギリスの場合、授業料は高いですが、1年間で修士課程を取得できるので、結果としては韓国に留学するのかかる費用の面ではそこまで大きな違いはないと思います。

それなら、一般的に見てイギリスの修士号を取得した方が、世間からのイメージはいいのではないか?

と思われる方がいるかもしれません。

しかし、私としては韓国の大学院に魅力を感じていました。
その理由は大きく分けて3つあります。

ー 1年間では学びきれると思わなかった。
ー 学問的な理由
ー 友の存在

一つ目に関しては、イギリスのプログラムの場合は学べる期間が1年しかありません。そのため当時の私は、その短期間では腰を据えて学びに没頭することができないのではないかと思っていました。事実、現在私は韓国で大学院生活を1年間終えましたが、あっという間に過ぎて行きました。そして、1年間だけでは、難しかっただろうなと思いました。


2つ目に関しては、現在の移民を取り巻く状況を鑑みるとイギリスと韓国を比較した場合、韓国の方が日本と近いのではないかと考えたからです。私の興味関心は冒頭でも書きましたが、移民の生活と移民の政策にあります。そして、将来的な第一歩として日本の移民の生活環境を改善する活動に貢献したいという思いがありました。歴史的に見るとイギリスと日本の類似性は多くあると思いますが、2000年以降で考えた場合、韓国と日本の移民への政策に類似性があると思います。そのため私自身が韓国に住み移民となることで、韓国での移民を取り巻く環境について学ぶことができ、将来的に役に立つのではないかと考えました。

これに加え、進路について教授の方々に相談したところ韓国と日本を比較しながら研究している学者は少ないので、研究者としての道を進むなら面白いかもしれないと言われました。研究者になることを目指す場合は、自分が勝てる分野を見つけて生き残っていくしかありません。なのでこのような学問的な視点にいても、イギリスではなく韓国の大学院の進学に対して心が傾いていました。


そして、最後がコミュニティです。
ただでさえ

そこまで得意ではない英語で学ぶ + 始めての海外で長期間滞在

という負荷を私自身にかけていました。
そのため、これ以上負荷をかけると壊れるんじゃないかなと思いました。

そこで大切だと思ったのが頼りにできる友の存在です。

私は大学生時代、ほとんどの時間を自転車か留学生との交流に費やしてきたので、
外国人の友達は大体の先進国または、アジアの国々にはいました。

とはいうものの、いざとなったときに頼りにできる友達が多く住んでいたのは韓国でした。

学部時代に卒論を書いたときに大切だと感じたのは、友の存在でした。
大学院では卒論を毎学期なんまいも書くような生活をすることを想像するのは容易いことでした。
なので、大変な時にでもすぐに会って相談できる友達が多く住む韓国は過酷であろう大学院生活を乗り越える上でとても適していると感じました。


以上の金銭的な理由 + 3つの理由から、私は韓国の大学院に進学することを決意しました。


○まとめ

読んでいただいた通り、私が韓国の大学院に進学をすることを決めるまでには様々なプロセスがあり

”なぜ、韓国の大学院に進学したの?”

と聞かれても、一言で表すことが難しいです。

”そこには、複雑な理由があって。。。”

としか言えません。
(または無言で、このページのリンクを送ります。笑笑)

今回の記事では、ほとんど戦略的に考えた部分しか書いていませんが、
私自身、大学生時代に、韓国や在日韓国人に関わる活動に参加していたため韓国に対して親しみを持っていたという事実はあります。
そのため、心の面においても韓国の大学院に進学する決断に迷いがなかったのだと思います。

この記事を読んでいただいた方には、このような理由で韓国の大学院に進学を決めた人もいるんだな〜程度に思っていただければ幸いです。

そして、韓国の大学院に留学、または進学しようと迷っている方はぜひ、韓国の大学院を選択肢の一つとして残していただきたいです。

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長文読んでいただきありがとうございました!!

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