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情報スルー時代

誰もが簡単に情報発信できる時代になった。

総務省によれば、世の中に出回っている全ての情報の中で、

実際に伝わっている情報の割合は0.004%。

99.996%の情報がスルーされ、誰にも届いていないことになる。

つまり

「発信してもほとんど届かない情報」

がおびただしい数、存在することになる。

しかも、ニューヨークタイムズによると、世界中の情報は毎年に2倍になっているそうだ。

高度な情報化社会にあって僕たちは、「自分に関係なさそうな情報をスルーするスキル」がひたすら向上していくことになる。

そんな情報スルー時代、

「どうすれば届けたい人たちにきちんと届くのか?」

残念ながら僕はその答えを持ち合わせておらず、今日も、きっと明日も試行錯誤を繰り返すことになるのだけれど。

ひとつだけ、「とにかく何でもいいから目立てばいい」という安直さからは距離をとるように心がけている。

人間には、注目されたい、承認されたい、という欲はある。もちろん僕も例外ではないけれど、

「どんな注目でもいいのか?」「そんな形の承認でホントにいいのか?」

という自分へのツッコミだけは手放さないでいたい。

とにかく目立てばいい、とにかく再生回数を稼げばいい、とにかく増えればいい、という思考は、人として大切なものを失ってしまうから。











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