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私がSNSで発信を続ける理由

皆様、明けましておめでとうございます🎍
アスレティックトレーナーの横川です!!

2024年1発目の投稿でもあるので、

今更ではありますが、わたくし横川が、
・なぜSNSに自身の知識を発信し続けるのか?
・そこに思い立った経緯は何なのか?

こちらを今年の抱負と合わせて、今回書いていこうと思います。


最初にSNSに投稿し始めた時期・理由

時期ははっきりしており、2019年12月から。
当時、私は筑波大学男子ハンドボール部でトレーナーをしており、同年のインカレで優勝という経験をしました。

ここから、筑波大学男子ハンドボール部はチームとしてSNSを通じての発信に力を入れていくようになります。
(私が筑波大学男子ハンドボール部に関わることになった経緯はこちら⇩)

その中で、私もチームの一員として何かやれることはないか…と考えた時に、SNSを通じて、筑波大学男子ハンドボールのトレーニングや、選手の試合とは違った表情を世間に伝えられると思って投稿しだしたのがきっかけです。

今思い返すと、初期は割とチームの認知度向上のために何ができるかを考えて投稿していたと思います。

『発信する意味』が変わってきた時期

そんな中、2020年1月ごろから”新型コロナウイルス”の感染拡大に伴い、スポーツ活動というものが世界的に停止することになりました。

私個人としても、チームの活動停止を余儀なくされ、なかなかスポーツに関われない期間がありました。
この期間に、何かを変えないと…と思い、何となくで始めたYoutubeでの動画投稿が私にとってのSNS発信における転機だったといえます。

Youtubeでの動画投稿をきっかけに、各SNSでの投稿が繋がり始めて、少しずつ、記事の執筆やオンラインセミナーの講師依頼などをいただくようになりました。
またこの時期に、コロナ禍ということもあり、リモートでハンドボール以外のいろんなスポーツやカテゴリーの選手・指導者の方々と話す機会がありました。

このようにSNSを通じて、チーム以外のいろんな方々と話すようになり、日本のスポーツ界にある問題点に気づきました。

フィジカルへの知識に現場ごとで雲泥の差があること
自分の身体のことを考えるだけの材料・引き出しがないこと

ほとんどのアマチュアチームの場合は、チームにトレーナーがおらず、フィジカルにおける指導は、その現場の指導者の方々の知識量に依存しています。
そしてその指導の7〜8割は指導者自身が現役時代に経験してきたものです。
つまり、日本のフィジカル面の指導というものは平気で10年前後世界から遅れているという実状でした。

私自身の体感的にも、大学時代(2012年〜2013年くらい)に勉強していたアメリカを中心とした海外のトレーニング理論が、ここ1〜2年で日本国内で「”最新”トレーニング理論」として紹介されている…という状況が見受けられます。

また、当時からYoutubeなどでトレーニング動画などが流れていましたが、それが正しいものなのか、自分に合っているものなのを判断できていない印象もありました。

このことから、自身のSNSでの投稿をチームの認知度向上から、『小学生〜社会人選手や指導者まで誰もがわかる内容での知識の共有』にシフトチェンジしました。

これと同時に自分の中でのSNS投稿をする意義が明確になり、『日本スポーツ界のフィジカルリテラシーを向上させること』を念頭に発信するようになりました。
フィジカルリテラシーとは様々な意味がありますが、端的に言うと、”身体活動に関する素養”つまりは、”身体の動きについての知識や考え方そのもの”を指します。

ここを選手・指導者の両面からフォローできれば、日本のスポーツ界のベース向上が見込めるのでは…と考えながら発信しており、それを現在も続けています。

2024年現在のスポーツ現場はどうか?

近年、日本のスポーツ界全体でフィジカルやトレーニングについての考え方は急速に普及してきているように思います。
しかしながら私自身が感じているのは、情報に対しての整合性や判断などはまだ現場レベルではできていないということです。

現状、出ている情報の中には整合性の怪しいものを誇張して発信しているものも散見されます
これは拡散を目的としたものであり、誇張した表現ほど注目を多く集めます
『多くの反応がある情報=正しい』という発想は良くありません。
しかし知識がないと、それを良しとしてしまう感覚になってしまう…というのもわからなくはありません。

私自身いろんなところで質問をされたとき、
『〇〇って良いんでしょ?』という言い方の質問を聞くと不安を覚えます。

本当に正しいものを現場で指導者は提供できているのか。
聞きかじった情報を実行して選手がおかしくなっていないか。

情報が安易に得られることは、同時に、簡単に現場の歯車が狂ってしまうことを孕んでいます

しっかりと得られる情報は精査すべきだと思いますし、
そのために、2023年から私もこのnoteで『考え方』を発信しています。


2024年に私がやりたいこと

今年、私が特にやりたいことが2つあります。

それは…
①いろんな場所に直接指導に行くこと
②選手・指導者の感覚を数値化すること

いろんなスポーツ現場に出向いて直接指導したり、講習会などを開くことで少しでも自分の考え方を広めていきたい。
また、普段の現場で選手・指導者が感覚的に感じていることを数値化し、評価できるようにしたい。

そのためにはいろんな挑戦が必要になります。
そしてたくさんの方々にご協力いただくと思います。

2024年は私にとって、挑み続ける年になる。
そんな風に考えています。

では、今回はここまで!
最後までお読みくださりありがとうございました🙇‍♂️
また次回お会いしましょう!!

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