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出来たことが出来ない 〜怪我をして変わったこと

事故にあって、脛骨と腓骨を骨折してサッカーから遠ざかっている。

いや、正確に言うと全く遠ざかっていない。

以前よりもサッカーの試合を観に行くようになったし、サッカーはプレーするだけだったけれど、それが出来ないから違う角度からのアプローチも取り組んでいる。

自分がチームとの契約をするだけではなく、知人や友人などの海外アジアでの移籍に関する相談を受けたりもする。

怪我をして、辛いのは
「出来たことが出来なくなること」であり、それを認識されることにある。

すると、自分でトライしたいことでもなかなかトライする事が出来なくなる。

危ないから辞めといた方がいいよ、なんていう表情から二つの感情が生まれる。

ひとつは、

そんなこと言わないでくれ…俺だってできることならやりたいんだ。

という気持ちだ。
でも、みんなできることだからそれが出来なくなっている自分の気持ちを理解するのはなかなか容易ではない。

そして、ふたつめは

人に感謝すること、そして、それを伝えることの大切さだ。

病院ではお年寄りの患者さんがエレベーターの利用に戸惑っていることも少なくない。

そんなときはエレベーターの安全を確認してあげる。ボタンを押してあげるとかね。

降りる際もです。

何でもかんでもできる時は特に考えないことも、それが一度できなくなったりすると気づきや新たな考えが生まれてきたりします。

だからこそ、一番身近にいる大切な人への感謝も大きく感じます。

思うではなく、伝える。
それはできることです。

出来たことが出来なくなって、出来ていなかったことができるようにもなる。

怪我はする必要ありません。

だけど、こんな経験をした中で僕が気づいたことはとても大切なことだと思います。

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