「まずは、量をこなさなこれば成功なんてないぞ!」
こんなセリフを投げかけられた事があるのではないだろうか。
量と質。
どちらが大事なのか?というような論争をよく見かける。
僕の答えは明確で、どちらが大事かという問題ではないという事だ。
この言葉は彼が引退する1998年までの話だ。
実際の数を数えてみると、実は10,000本以上のミスショットをしていたことがわかった。(試合数で言うと340試合に負けていた。)
ここで、冒頭の質と量の話に戻ろう。
このマイケルジョーダンの言葉を聞くと失敗に対して臆病にならずにどんどんチャレンジをしていこうと思うだろう。
しかし、これは質を伴わせる努力をしている量だと思う。
「失敗すると思って、それがわかっていてもとりあえずやるべきだ!」ということではなくて、その時点でうまくいくだろう自分の最善の策をもって挑んだ結果だ。
つまり成功を目指した結果、マイケルジョーダンはその半数ほどである10,000本以上の失敗を経験したと言う事だ。
入らないと思って投げたショットはほとんどないはずだ。
つまり、質を追求しつつ量を積み重ねてきたからこそ彼は成功をしたのだと思う。
質か量なのではなくて、成功を目指してチャレンジした数こそが大切な量であり、経験であり、
失敗という結果になったとしてもそれが成功への糧となるのだ。
ただ、単に量をこなせば良いのではない。
正しい努力を重ねることが大切なのだ。
その上で、はじめて量がものを言うと思う。
マイケル・ジョーダンは、全ての放ったショットは必ず入ることが前提であるかのようにショットを放っているはずだ。全ての試合は勝つために、勝つことが当然であるかのように取り組んできたはずだ。
彼の努力の中で、ショットを外すことや試合に負けることはあり得ないのだろう。
質を伴った量。
どちらかではない。
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