#241 ロックダウン厳格化
こんにちは!
僕の滞在しているラオスの首都ビエンチャンではロックダウンが厳格化されました。
食料品の買い出し、薬品の購入、ワクチン接種以外の目的での外出は禁止となっています。
それぞれの村単位での移動ができないように検問所が設置されています。
今回のロックダウン厳格化の通知はかなり急でしたので、対応に追いついていないイメージがありました。食料品を買い出しに焦る人たちが結構多く見られました。
そもそも、なぜ今回のロックダウン厳格化になったのかというと、首都にある繊維工場でのクラスターが発生したためです。
以前はビエンチャンでは多くても一日当たり、数十人規模の新規感染者数でした。しかし、クラスター発生からは200名を超える規模に化けました。
それだけ感染のスピードが早くかつ、感染力があるんだろうなと思います。
これまで5ヶ月を超えるロックダウンを継続しているラオスですが、感覚としておかしいと感じてしまったのは、継続していたはずのロックダウンなのだけれど、
人々の中ではロックダウンがあたかも終わっていたような認識をしている人たちもいるということです。
このロックダウンの厳格化以前には店内での飲食もできるし、ワクチン接種済みの人のオフィスへの通勤も許可されていました。
つまり、普通に生活する上ではあまり支障がないレベルになっていました。(サッカーは身体接触、人数がある程度集まるものとして禁止され続けていますが・・・)
僕は結局のところ、政府が何を言おうが個人の意識レベルが引き上げられ、それが個人だけでなく隣人から隣人へと広がっていくことが必要だと思うのです。
まず自分が意識を高く持ち、それが周りにもスタンダードとして引き上げられることによって個人からエリアとして共に守り、解決に向かうということが重要ではないかと思います。
また、国レベルでの解決を目指そうとすると、正直気の遠い話になると思いますが、市町村レベルでの解決をまず目指すことをそれぞれの地域が行えば、少しずつ感染が広がるエリアは縮小されていくのではないかと思います。
そして、「僕は守っているのに」という人たちが出てきてしまうことがより危険だと思います。
国レベルだとこれは難しいと思います。やはり、これだけ意識の差が激しいので、国レベルで考えることは正直、非現実的な課題とも思えます。
まずは、自分が、そして周囲の近所のネットワークとして周知していく。
その範囲が広がっていくことが事態の収束には絶対的に必要だと感じます。
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