#224 失敗に対して

日本はミスに対して、思いっきり潰しに行く傾向があると思う。

これも人に同調する事が良しとされている教育が拍車をかけているかもしれない。

でも、とにかく失敗をした時にこれでもかというくらいに潰す。なぜなら、失敗をした人というのはまた失敗をすると思われるからなのではないかと思う。

僕は、「違うよね。」と思う。

僕はサッカーのフリーキックが得意だ。
ボールを置く位置(つまりファールをもらった位置)、角度で大体入るか入らないかはわかる。確率として50%くらいだと思っている。それ以下は蹴らないというくらいかもしれない。

なんでそう言えるのかというと、何千回、何万回と練習を繰り返して、失敗をしているからだ。

ボールの軌道が少し左に逸れてしまっていたならば助走の角度を変えて、またチャレンジする。

そして、それでも足りなければまた角度を変える。

蹴れば蹴るほど成功に近づいていく。

なぜなら、この角度で蹴るとボールが思っている方向に飛ばないということを毎回学んでいるからだ。

つまり、失敗をする事で成功につながっていく。
じゃあ一発目に成功しなかったからもうお前はフリーキック蹴るなとなればそこで終わってしまう。


ここでは、蒟蒻ゼリーとお餅の話が出ている。
蒟蒻ゼリーはすごく美味しくて僕も食べていました。

だけど、日本では禁止となりましたよね。
高齢の方が食べて喉に詰まらせてしまって亡くなってしまったからです。

でも、蒟蒻ゼリーを食べて危険を感じたことはありますか?たしかに喉に詰まらせてしまい、人の命が失われてしまったという事は考えなければならない事です。

だけど、販売を禁止としてしまった。

僕が思うには、例えば形状を変えてみようとか、さまざまな解決策があったと思うんです。

そこで、お餅が引き合いに出されているのだけれど、お餅を喉に詰まらせて亡くなってしまっている方がどれだけいるのか?という話をしていました。

まあ、ここまで言えば言わんとすることはわかると思います。

人が亡くなっているということは、とてつもなく大きな事です。

しかし、そこで全てを禁止してしまったり、それを批判して叩き潰すというのは日本独自の文化でもあると感じています。

海外ではミスに対してとても寛容です。

身近なもので言えば、日本人は完璧な英語を話せないと、外国の方と話せないですよね。

外国の方々はどうですか?

「Sushi」とか「Arigato」とかカタコトの日本語を話してコミュニケーションを取ろうとしますよね。

電子自動車の話も挙げられているのですが、日本では新たな電子自動車の開発も止まってしまっているようです。人が死んでしまったらどうするのか?と。

アメリカではこの電子自動車によって、人が何人も亡くなっているようです。

しかしその度に次はこのパターンでやると失敗をしてしまい事故につながってしまうから、そうならないようにどうすればいいのかという改良を加えていくのです。

有人ロケットで言えば、中国やロシアもそうした実験、開発、改良を繰り返しています。


今回の新型コロナウィルスに対するワクチン騒動も同じだなと思います。

ワクチンを打った際の危険性を訴える人。

ワクチンを打って少しでも安心安全な生活に近づけたいと思う人。

本当に様々だと思います。

僕はワクチンの接種を2回終えました。
ワクチンに対する恐怖心は少なからずありました。
でも、いまは打たなければ周囲の人たちをも危険に巻き込むかもしれない。


僕らが日頃当たり前のように食べているものだって、それが最初発見された時は誰かが食べてみて、これは食べれるとわかった訳ですよね。

雲丹とか、東南アジアでよく食べられるコオロギとか…食べれると知らなかったら食べようとしないですよね。

話が少し逸れてしまったので、戻します。


つまりは失敗を次に失敗を繰り返さないための糧にするところと、失敗をもう見たくないからと禁止してしまうところでは今後の未来が大きく変わると思うのです。

失敗をしようとして失敗しているわけではないですよね。みんな失敗する前は最高の準備をして、これならうまくいくと思ってチャレンジをする訳です。

だから、それを叩いたり、禁止したりして成長を止めてしまうのは違うのではないかと思うのです。


それを行った目的、想いというのが大事です。
誰かに危害を与えようとか、事故を起こそうとか、ワクチンを打って人を殺めようとか、そんな事誰も思っていないはずです。


だから、僕はこの失敗に対する考え方を日本は改めなければ、どんどん世界との差を広げられ、終いには彼らの技術を買わなければいけない立場になってしまう。


モノづくり日本といわれるこの日本を守るには、そうした失敗に対する人々の目や姿勢が寛容なものにならなければならないと思います。

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