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書を捨てず、旅に出よう。【第318回 読書会開催レポート】

 読書と旅の親和性はこれまでの体験から十分に承知しております。それを読書会でやってみようというコンセプトが「読書で旅する♪」読書会です。この記念すべき第1回を11名で開催することができました。

 「読書で旅する♪」の前段として、「本で海外旅行しよう♪」というテーマの読書会を課題本『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』で8月に開催しています。課題本の内容がイケてることもあり、「本で海外旅行しよう♪」読書会は好評でした。

 なので、今回は満を持して「読書で旅する♪」読書会を開催しました。

 なぜ、読書と旅は相性が良いのか!? その理由は、たくわんの愛読書「つながる読書術」の第二章-最終節「名著の舞台で読み、感性を柔らかに耕す」にわかりやすく解説されています。

 本書の著者 日垣隆さんの主張を引用すると、次の2点になります。

 旅と読書を一体化させる愉悦は、「体感読書」です。読んでから旅してもいいし、旅してから読んでもいい。旅をしながら読むのもいいものです。
 旅と読書をたとえて言うならば、「虫の目」と「鳥の目」です。
 現地を自分の足で歩くことで、虫のごとく小さなこともこぼさずに拾うことができますが、全体の地理はわかりません。その点、読書をすれば、空から辺り一帯を俯瞰する鳥の目のごとく、全体像を素早く把握できます。両方を併せ持ってこそ、思考は鍛えられるという次第です。
(中略)
 このように、虫の目と鳥の目の両方で一気に物事を見ると、あらゆることが脳に急速吸収されます。

 旅の途中、読書体験がすれ違うと「一気に脳に急速吸収される」体験に遭遇できます。「そうか、あのシーンはココだったのか!!」と普段なら素通りする景色でさえも、自分にとって物凄く意味のある景色として、脳に飛び込んでくるわけです。大抵の場合、この感覚が連続的に発生するので、嬉しくてたまりません。

 「読書で旅する♪」読書会に参加することで、この「体感読書」の準備が整うものと信じています。だからこそ、読書会で訪れた場所へ、記憶が風化する前に、ぜひ旅して頂きたい。脳内の想像でしかなかった世界が、唐突に目の前に現れる、不思議な感覚を味わうことができますよ。(*^-°)b

みなさんの参加目的

・心地よい疲労感
・北海道旅行のヒント
・いい一日を送るためのヒント
・旅について話したい
・近所で冒険する際の見どころを知る
・旅のヒントを得る
・モーニング読書会の時間内で旅をする
・コロナが落ち着いたらペットと一緒に行ける温泉を探したい
・絵に関心があるので、どの名画を見に行くかを探したい
・海外(コロンビア)に住んでいるので、日本の本に触れたい

読んだ本

気づき・小さな一歩

・いろんな旅のモチベーションがあることが分かった
・好きなことをとことん味わいきる
・感謝の気持ちを伝える
・旅は人生の一番の楽しみ
・旅で人に出会い、自分を発見できる
・昔読んだ旅エッセイを読む
・旅行を計画する
・旅のなかの印象的な場面とは人との出会いであり、人を介在した風景である
・シャーロックホームズを読むことで、100年前のイギリスの風景を感じることができる
・近所の優れた景色、大規模な都市設計の妙を散歩しながら楽しむ
・新しいテクノロジーを既得権益の消失を恐れずに活用すれば、良い方向に世界が加速する
・絵にも物語がある。歴史を知ってから絵を見ると受け取れるものが変わってくる
・人間には会社や学校、友達がいるけど、犬には飼い主しかいない。飼い主だけが頼りである

次回の予定

・10/17(日) 5:30-6:45
【私たちはどこにいるのか?】(第319回)
課題本『ビジネスの未来』 山口周 著

・10/24(日) 5:30-7:15
【著者参加:マッキンゼー式 人を動かす話し方 第2回(第3章)】(第320回)
課題本『人を動かす話し方』 赤羽雄二 著

・10/27(水) 5:30-6:45
【ゼロ秒思考 勇気づけのコミュニケーション (A4メモ書き付)】(第321回)


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