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読書会の進行役はツアーガイドに似てる【第335回 読書会開催レポート】

 早朝から第4回目の読書で旅する♪読書会を開催しました。今回は8名様で、アメリカ・駆逐艦ベンフォルド・ニューヨーク・ニュージーランド・バルセロナ・温泉・世界の奇岩巨岩・仮想空間と様々な場所を訪れています。
 ご参加頂いた皆さん、ありがとうございました。

読書会の進行役をファシリテータと呼ぶ

 読書会を主催して会の進行をつとめる人を、一般的には「ファシリテータ」と呼びます。
 「ファシリテータ(facilitator)」を日本語に直訳すると、「促進する人」「簡単にする人」という意味ですね。この「ファシリテータ」という呼び方は、この数年間で日本の教育・ビジネスの世界では市民権を得たような気がします。
 とは言っても、「ファシリテータ」という言葉は一般的には耳慣れない気がするので、自分の主催する読書会では「今回の読書会のファシリテータを担当する○○です」とは言わずに、「今回の読書会で進行役をつとめさせてもらいます、○○です」と自己紹介しています。

読書会は旅に似ている?

 つい先日のことですが、モーニング読書会の運営メンバと会話した際に、読書会はフリープランの旅に似ているなということを話しました。
 本が旅する場所(旅先)で、参加者は旅先をブラブラと歩き回りながら、他のツアーメンバーとああだこうだと言って、自分をとおして捉えられた本の中の世界を楽しむわけです。
 本の中には著者が伝えたいことがエッセンスとして凝縮されており、それが旅行先に点在する名所と同じ役割を担うのですね。

ツアーガイドがいることの心強さ

 旅する時にツアーガイドがいると有り難いですよね。旅の目的を達成しやすくなりますし、自分一人ではたどり着けない珍しい場所に行けたり、見るだけでは分からない歴史的経緯をその場で教えて貰うことができます。
 読書会ファシリテータも同様で、参加者の皆さんに問いを投げ掛けたり、他の本や自身の経験を引用したり、参加者同士の意見を組み合わせて新しい視点を提示したり、参加者の皆さんの参加目的を達成するために色々とサポートするわけです。
 僕の場合は、参加者の皆さんをそっちのけで自分が本の世界を楽しんでしまうこともありますが、ツアーガイドの人が滅多に見られない旅先スポットでのレア事象に興奮して、ガイドが一番に旅を楽しんでしまう感じでしょうか。

様々な特色のツアーがあるように、読書会も多様である

 名所を効率的に観てまわったり、美味しいものを味わうことだけに集中したり、そこでしか体験できないイベントに参加したり、ひたすらのんびり過ごしたり、一言に旅といっても色々な楽しみ方ができます。そして、どんな旅になるのかは、自分がどんな状態で誰と一緒に旅するのかということも重要ですが、誰がツアーガイドするのかということが大きな要素になるのではないでしょうか。
 読書会も同じことが言えます。本の要点を効率的に理解する読書会もあれば、本のいちばん美味しいところだけを味わって感想を共有する読書会があっても良いし、のんびりと本を読むだけの読書会があってもいい。そして、どんな読書会になるのかはファシリテータに一任されるわけです。
 なので、読書会ファシリテータをやるということは、皆の旅のプランを自分で考えることであり、参加者の状況にあわせて旅のプランを柔軟に変えていくことでもあるのですね。だから、準備するのも、進行するのも面白いわけです。

 さて、次はどんなツアープランにしようかしらん♪

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みなさんの旅の目的

・わくわくやる気に満ち溢れたい
・存在していることの確かさを感じたい
・興味関心の引き出しを増やしたい
・新しい気づきを得たい
・自律的に成長する組織のリーダシップを肌で感じる
・久しぶりの読書会を楽しみたい
・その土地ならではの料理をしる

旅した本

旅の感想

・若き日は薔薇をつめ
・目では見えない
・目で見えないものからの気づきが大切
・読書会と旅は似ている
・岩や石を祀っている神社を調べたい
・パワースポット巡りをやってみたい
・当たり前だと思っていたことを大事にしてみる
・チキンサンドを食べにいって突然デモに合流しちゃう自由さが楽しい
・人生を旅と捉えて、楽しんでいきたい
・持ってきた本を読んだ当時の衝撃を思い出して、常識に囚われない見方を大切にする
・大人数のままでグループ分けせずに気ままに話をする読書会も面白そう

次回の予定

・1/26(水) 5:30-6:45
【ゼロ秒思考:仕事を3倍速くする(A4メモ書き付)】(第338回)


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