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なぜ、やみ鍋読書会は緊張するのか?【第311回 読書会開催レポート】

 「カメラオフで読書会を楽しむ♪」をテーマに5回目のやみ鍋読書会を開催しました。今回は耳だけ参加枠のお申込みも頂き、新しいステージでの「やみ鍋読書会」の開催となりました!!

 5カ月連続で「やみ鍋」読書会を開催して、あらためて振返ってみると、「やみ鍋」形式はファシリテータ(読書会の進行役)として普段以上に緊張する読書会でした。

 「カメラオフだから開催する側も気軽なんじゃないの?」と思われるかも知れません。自分も企画段階では「カメラオフなら通勤しながら読書会を開催できるんじゃないかな?」という期待がありました。

 ところが、実際にやってみるとカメラが使えない分、参加者さんが不安にならないように「ファシリテータは常にマイクオンにすべきではないか?」という結論に至りました。この「マイクをミュートしない縛り」がなかなかにストレスなんです。

 自分は屋外からZoomに参加するので、意図しない環境音の混入が避けられません。そうでなくても、読書や書くワーク時間は、大きな物音を立てないように、うっかり独り言をつぶやかないようにと、気を遣います。突然に周囲が騒々しくなろうものなら、「場所の選択をミスった!」となります。だから、気が抜けないのです。

 みなさんは自分のマイクが拾った音がZoom越しに「どう聞こえているのだろうか?」と不安になりませんか?

 オンライン会議はカメラ映像を見ることができるので、自分がどんな様子で他の参加者さんに見えているのか把握できます。自分の様子がわかることが、安心につながっているのです。

 パソコンのZoomだと参加者一覧のマイクアイコンがレベルメータを兼ねていて、誰が音を発しているのか見分けることができますよね。これを応用して、「やみ鍋」読書会にかぎらず、マイクのレベルメータをZoomと一緒に表示しておけば、少し安心できるのではないかと思いました。

 あわせて、Zoomの設定で「バックグラウンド ノイズ抑制」を高にしておけば、少しは緊張が解消できる気がします。

 やみ鍋読書会は今回の第5回開催をもって、一旦は実験終了とし、来月からは別の形式の読書会を考案・実験してみたいと思います。やみ鍋読書会の実験成果は別途noteの記事としてまとめます。

 とは言っても、やみ鍋読書会はこれで終わりではなく、clubhouse と相性が良さそうな気がするので、今後は clubhouse に場所を変えて実験を継続してみたいと思います。

 ご参加いただいた皆さん、いつもありがとうございます♪ ヾ(❛ᴗ˂ )⌒♥

みんなの参加目的

・本の理解を深めたい
・これから気が重い会議があるので元気をもらいたい
・挑戦するという前向きな気持ちを持ちたい
・どんな人がどんな本を読んでいるのか知りたい
・読書会が歴史の中で何の役にたってきたか考えたい
・偏見を外して、フレッシュなものの見方を得たい
・くもりから晴れに気持ちを上げていく

みんなで持ち寄った本

気づき・小さな一歩

・周りを巻き込むには、私利私欲はダメ。社会的意義があること、細かく情報共有、役割分担、キックオフミーティングで必ず発言してもらうこと
・「沈黙」で言いたかったことは、自分の人生には自分軸を持つということだったのかもしれない
・仲間との連帯感を大切にしたい。仕事だけでなく、プライベートも話せるメンターの存在は重要である
・本は受け取った人によって受け取り方が違う。それでいい
・ポジティブだけでは立ちいかない、どうにもならない状況でも、人間には底知れぬ力がある。状況を受け入れ、じっくりと考え抜く時間をもつことも大事
・不安は人間だけに与えられたギフトであり、自分を取り戻すためにじっくりと1つのことに没頭する時間が大切
・1960年代に世界に広まって、70年に表舞台から姿を消したカウンターカルチャーの醸成に読書会が影響したのではないかという仮説を検証してみたい

次回の予定

・9/12(日) 5:30-6:45
【時代の潮流を読む】(第312回)
課題本『メガトレンド 世界の終わりと始まり』 川口盛之助 著

・9/19(日) 5:30-6:45
【未来のビジネスの価値創造】(第313回)
課題本『すべてのビジネスに、日本らしさを。』 各務亮 著

・9/22(水) 5:30-6:45
【ゼロ秒思考】勇気づけのコミュニケーション(A4メモ書き付)(第314回)


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